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全部読めたらスゴすぎる…!読めそうで読めない【難読漢字】7選

  • 2023.2.28

2月も今日で終わり。そろそろ暖かい季節が恋しくなってきましたね。

さて今回は、そんな過ぎゆく「冬」に関する難読漢字を7つご紹介します!

1.「冬眠鼠」

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「鼠」は哺乳類のため、基本的に「冬眠」はしない動物です。それにもかかわらず、お題はなんと「冬眠鼠」…。「いったい、どういうこと?」と、びっくりされた方も少なくないと思います。

読み仮名は3文字で、実は別の漢字で書くこともできますよ。それは「山鼠」…いかがでしょう?比較的、難易度が下がったかもしれません。

気になるその読み方は「やまね」でした!

実際に、「やまね」は「冬は木の穴などで冬眠する」のだそう(出典:『デジタル大辞泉』小学館)。「鼠」の仲間なのになぜそのような特徴を持っているか、興味がわきますね…!

2.「冬青」

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「とうせい」とも読みますが、実はほかの読み方もあります。ちなみに、そちらの読み仮名は3文字です。かなり難易度が高いですよ…!

「冬」は「とう」「ふゆ」、「青」は「あお」「せい」と読むことが多いもの。どれを組み合わせても1文字オーバーしてしまいますよね…。

気になるその読み方は「そよご」でした!

「そよご」とは実は植物の名前です。「モチノキ科の常緑低木または小高木」で、「硬い葉が風でゆれて『戦(そよ)ぐ』意でこの名がある」そうですよ(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。

3.「鮭冬葉」

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「冬」とありますが、なんとこちらは食べ物の名前なんです!

「でも、さけふゆばなんて聞いたこともない…」という方は、別の読み方を考えてみてください。「さけふゆよう」「さけとうば」「さけとうは」…。

そう!気になるその読み方は「さけとば」でした。

お酒のおつまみの鉄板ですが、漢字で書くことができるなんてびっくりですよね。ちなみに、こちらは「鮭の身を棒状に切って塩水に漬け、乾燥させたもの」なのだそうですよ(出典:『デジタル大辞泉』小学館)。

4.「忍冬」

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「冬の寒さに耐え忍ぶこと…?」と勘違いしてしまいそうになりますが、こちらは植物を表しています。ちなみに、読み方は2つあります。

「にんとう」と読んだ方はとっても惜しい!実は「にんどう」とも読み、こちらはこの植物の漢名になります。

そして、気になるその読み方は「すいかずら」でした!

使用されている漢字からは想像もできない読み方に、驚かれた方も多いはず。ちなみに「忍冬」の花を乾燥させたものは、漢方薬の生薬の1つである「金銀花(きんぎんか)」なのだそうですよ(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。

5.「冬瓜」

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「冬瓜」を「とうがん」と読むことは一般的ですが、実はほかに3つの読み方があるんですよ。

そのうちの1つは「とうがん」から1文字削るだけでOK。また、残る2つは「かも○り」で、空欄に異なるひらがなが入ります。

気になるその読み方は「とうが」「かもうり」「かもふり」でした!

ちなみに、「冬」という漢字が使われているにもかかわらず、これらは全て「秋」の季語なのだそうですよ。

6.「螽」

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「冬」の下に「虫」が2つと、とても変わった見た目をしていますよね。しかし、もちろん「むし」や「ふゆ」とは読みませんよ。

別表記は「稲子」や「蝗」であるとお伝えしたら、見当がつくかもしれません。

気になるその読み方は「いなご」でした!

近年は昆虫食として「こおろぎ」が注目されていますが、「螽」は「古くから佃煮(つくだに)などに用いられる」とのこと(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。いったいどのような味なのか、とても気になりますね…!

7.「冬葱」

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最後にご紹介する難読漢字は「冬葱」です!

「葱(ねぎ)」は鍋物の具材としても定番の野菜ですよね。今の時期は、特にたくさん食べている方も多いかもしれません。

しかし、だからと言って「冬葱」の読み方は「ふゆねぎ」…ではなくて、なんと「ふゆぎ」と読むのだそう。ちなみに、こちらは「ぬた」などの料理に使う「分葱(わけぎ)」の異名なのだそうですよ(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。