平川動物公園で「大人のための羊毛教室」を体験しました！

平川動物公園で開催「大人のための羊毛教室」

平川動物公園で開催された「大人のための羊毛教室」に参加しました。

毎月第2水曜日の全4回講座で、第1回は、「ヒツジのお話と飼育体験」です。

ヒツジの品種は、毛用種、肉用種、毛肉用種、乳用種、毛皮用種があり、その特徴は、蹄がある（肢1本につき指の数は4本ある）胃袋が4つある、顎を左右に動かす食べ方をする、毛が生え換わらないなどだそうです。

ヒツジのお話の後は、飼育体験へ！ 箒や熊手、ホースでヒツジのお部屋をお掃除します。

お掃除が済んだら、藁を敷いて、餌をまきます。待ちきれないのか、ヒツジがこちらを覗いていました。

第2回は「羊毛手洗い、染色」です

まずは、羊毛をお湯で3～5回繰り返して洗います。その後、洗剤で3回ほど繰り返して洗います。最後は、水ですすぎます。汚れがなくなるまで、3～5回繰り返します。

洗い終わったらざるの上に広げて乾燥させます。乾燥にはしばらく時間がかかりますので、染色する羊毛はほかに準備されていました。

染色の材料は、ヒツジが食べる葉っぱです。今回使用するのは「イヌビワ」と「ヤマモモ」でした。

第3回は「羊毛ほぐし、毛糸作り」です

洗って染色された羊毛は、絡んで玉になった個所もありますので、ほぐす必要があります。使う道具は「カーだー」とげとげの上に羊毛を乗せて、カーダーを互い違いに動かしてほぐしていきます。毛並みをそろえるといった感じですね。

ほぐした羊毛を「スピンドル」を使い毛糸になるように紡いでいきます。棒に結び付けてこよりを作る要領でスピンドルを回しますが、要領をつかむまで結構大変でした。

童話の「眠り姫」に出てくるような「紡ぎ車」の体験も出来ました。それにしても糸を紡ぐのは決して簡単ではないと実感しました。

第4回は「羊毛工作」です

羊毛以外にも、松ぼっくり、藁のリースなどのいろいろな材料を使って、作品をつくります。

特に制約もなく、何でもよいので自分が作ってみたいものを作りましょうということでしたが、これがなかなかたいへんでした。果たしてどの程度の物なら形になるのか？とりあえずやってみましょう。

2023年はうさぎ年という事で、まずはうさぎを羊毛で作ってみることにしました。羊毛を丸めて、スポンジの上に置き、針でチクチクさし続けると、少しずつ固くなり形が作られていきます。必死でチクチクしていると、時々自分の指を刺してしまいますが、痛みなど気にしていられないほど集中して作っているとなんとか形になってきました。

出来上がったうさぎを飾って、お花を巻き付けて2023年に相応しいリースが完成しました。無心でチクチクするのが思いのほか楽しかったので、余った羊毛で自宅でも何か作ってみようと思っています。

平川動物公園 鹿児島市平川町5669-1 TEL：099-261-2326 https://hirakawazoo.jp/