すぐに叱るはNG、子の本質を見ていますか？『キラくんのお話』

人を見た目で判断してしまうことは誰にでも経験があると思います。しかし、実際は見た目と中身はあまり関係がないこともありますよね。今回ご紹介するたぷりく(＠taprikoo)さんの作品は、見た目が少しやんちゃそうな男の子が転入してくるエピソード。わが子へのしかり叱り方や教え方の参考にもなる『キラくんのお話』をご紹介します。わが子の見え方が変わるかもしれない作品です。どうぞごらんください。

やんちゃそうな転入児。見た目はちいさなヤンキー

このお話はたぷりくが保育士として勤務をしていたころのエピソードです。たぷりくさんの保育園に転入してきたキラくん。

キラくんの第一印象はちいさなヤンキーだったといいます。やはり見た目通りにやんちゃな男の子なのでしょうか…。

度々見かける問題行動。だけどそれには理由があった

キラくんはたびたびお友達をたたいて泣かせしまっていました。初日にはいきなり女の子の頭をたたき、また別の日は他のお友達に手を上げてしまうキラくん。

ただの乱暴者なのかと思っていましたが、キラくんにはちゃんとした理由がありました。弱いものをいじめされていた子を守るための行動のようです。

たぷりくさんはなぜ友達をたたいてはいけないのかを、キラくんを否定せずに教えてあげるシーンが印象的です。まずは否定せず、子どものよいところもを認めてあげる方法は普段の生活にも取り入れられそうですね。

見た目で判断するのではなく、その子と向きあう大切さ

たぷりくさんがキラくんに話して、すぐにその様子に変化が見られました。友達をたたくことがなくなったそう。それだけではなく、けんかをしていると保育士に教えてくれるようになりました。

少しやんちゃな見た目のキラくんでしたが、決して性格まで手のかかる子どもというわけではありません。子どもなりに、理由があってそれが問題行動として見られがちなのですね。

大切なことは、その子に向き合うこと。よいところを認めてあげること。決して見た目で判断をしないこと。たぷりくさんから大切なことを教えてもらいましたね。

著者：ゆずプー