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2月13日〜2月19日 天秤座の運勢【ブルータス週間占い】

  • 2023.2.13
ブルータス週間占い|天秤座

今週の空模様

「われわれは楽しく正しく進まうではありませんか。苦痛を享楽できる人はほんたうの詩人です。もし風や光のなかに自分を忘れ世界がじぶんの庭になり、あるひは惚として銀河系全体をひとりのじぶんだと感ずるときはたのしいことではありませんか。」
──「212 九月二十一日 宮澤淸六あて」『校本 宮澤賢治全集第十三巻 書簡』

太陽と土星(責任・制約)が水瓶座エリアで、金星(愛と喜び)と海王星(夢とスピリチュアル)が魚座エリアで重なります。

太陽は社会の姿をはっきりと照らし出す存在、土星は社会の責任や構造そのもの。

金星は愛と美、そして耽溺性。海王星は人々に夢を見せる存在であり、感覚を麻痺させる「麻酔薬」です。

今週は、「辛口の現実」(太陽・土星)と「激甘な夢」(金星・海王星)のふたつのテーマが並んでいます。

太陽と土星が運んでくるニュースは、それに触れたときの反応でその人の成熟度を測れるようなものかもしれません。公人の発言などから社会全体の未熟さが透けることもありそうです。

一方、金星と海王星は、嫌なことを忘れて酩酊しているときのようなムードをつくり出します。現実から離れ、癒やしを得られる週でもあります。

現実が辛いからこそ、夢に邁進して、実現することができる。もしくは、辛い現実から目をそらすために、夢物語に溺れていく。どちらに傾いてもおかしくはないでしょう。

19日には太陽が魚座エリアに入ります。魚座が主役の1カ月となり、世の中に“魚座的”なことが起きやすいタームの始まりでもあります。

12星座最後のサイン(星座)である魚座は、水のエレメントに分類されます。他の11サイン(星座)のエッセンスが全て渾然一体となった、大きな海のようなイメージです。

魚座のキーワードは、物質よりも精神の優越性(スピリチュアリティ)、献身的、魂の救済、夢想家、慈善、大義に身を捧げる信仰、ロマンチスト、アート、抽象的な思考、混沌、といったものが挙げられます。

今週からの1カ月は、素晴らしいアートが世に出るようなことがあるかも。また、自他の境界線がうすまることによって癒やされる機会に恵まれそうです。共感や共鳴に動かされて大きな流れに身を投じることになるかもしれません。

天秤座の星模様

スタイルの確立

今週、太陽と土星は水瓶座エリアを運行します。水瓶座と天秤座はともに風(大気)エレメントのサイン(星座)であり、調和的にエネルギーを渡し合う関係です。

天秤座は「社交と調和」を、水瓶座は「反逆と改革」をキーワードに持ちます。調和を愛するがゆえに周囲に忖度し、自分の意見を封じていた天秤座が、「これが自分のスタイルである」と迷いや揺れを超えて自己表現できるようになる週になりそうです。

太陽と土星が「創造性とレクリエーションの部屋」であり、喜びや楽しい遊びを表す場所で重なります。自分の発言や態度に対して、影響力があるのだと自覚することがありそうです。

人の意見をいろいろと取り入れ、バランスをとって中立ポジションを探りがちな天秤座。今週は、平和な社交のためには、自分の意志や正義を明言することも必要だと思うようになりそうです。

また、「日々の仕事・サービスの部屋」、自他ともにケアをすることや奉仕を意味する場所に、金星のもたらす幸運と、海王星のもたらすスピリチュアリティが共鳴し合って広がります。

適量のお酒を楽しんだり、マッサージサロンやスパに行ったりしてリラックスするのが良いでしょう。

さらに週半ばから、水星(知性・コミュニケーション)と木星(成長と拡大)が調和的にコンタクトします。自分の意志を表明したことがプラスに働き、目の前にいる人の信頼を得られそうです。

相手に合わせて何でも許したり、受け入れたり、譲歩するばかりが良いことではないのだと実感できるタイミングです。

19日、太陽が魚座エリアを運行し始めると、奉仕的な姿勢で仕事をすることが増えるかも。他者への気遣いや優しさについて考えることも増えそうです。

profile

七嶋ナオ(占星術師)

ななしま・なお/太陽星座は双子座、月星座は乙女座の占い師・アストログレートジャーニー研究家。山口真那果の名でも活動中。西洋占星術のほか、タロットやオラクルカードも扱う。Zoomでのオンライン鑑定も受け付け中。深い洞察を伴う星読みと、理知的な語りが魅力。

HP:https://miracle12witches.com/

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