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50の質問で判明!? 遊び感覚で“自分の性”を知り得るコミュニケーションカード登場

  • 2023.2.12

ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「自己の性と向き合う」です。人には話しづらい自分のセクシュアリティについて、ゲーム感覚で掘り下げられるアイテムをご紹介します。

LimLove SEX TALK CARD

セックスや自己のセクシュアリティについて話すきっかけを作るコミュニケーションカード。性に対する不安や羞恥心、罪悪感の存在を探り、パートナーとのリレーションシップを深めることができる50の質問を用意。おうちでのリラックスタイムにカードを1枚引いて自らに問いかけたり、友人やパートナーとカードを互いに引き合って、普段なかなか話しづらい性に関する想いを共有したり。さまざまなシーンで楽しめます。

答えに正解や不正解、善悪の基準はないのでジャッジしないことが大切。ほかに、セルフラブを高めるための「SELF LOVE CARD」も販売。併せて使えばより自分への理解が深まるはず。¥3,500(LimLove)

知っているようで何も知らない、自分の性と向き合うカード。

カードをめくると、「あなたにとってSEXとはなにか?」「SEXや性的なことが恥ずべきことだと感じたことはある?」など、これまであまり人から聞かれたことも、自分で深く考えたこともなかったセクシュアルな問いかけが。このユニークな「SEX TALK CARD」を手がけたのは、LAを拠点に活動するMutsumi Leeさん。セルフラブやセクシュアルなトピックスについて向き合うカルチャーを根付かせる活動をしている。

「SEX TALK CARDは、遊び感覚で自分の性について知ることができるツールです。50の質問に答えると、自分がどういう性癖なのか、どんな性のバイアスがかかっているのかなど、これまで考えたこともなかった性に関する悩みや悦びについて深掘りすることができます。自分自身の性への向き合い方を知るためにも、まずはひとりで、ゆっくりやってみてほしいなと思います」

カードを通じて性と向き合うことで、思いがけない気づきがあったという声が多く届いているそう。

「自分の性癖に衝撃を受けたというお声や、パートナーと話し合えなかった性のことを、カードをきっかけに対話できるようになったという人も。女子会などお酒が入る席でやると盛り上がったり、深い話もできるので、心の距離もグッと近づくようですね。やっとフェムテックが浸透してきたものの、まだまだ“セックスの話をするなんて恥ずかしい”という人が大半だと思うんです。でも、セクシュアルなことは生きることの一部。生きやすくなるためにとっても大事なことなのに、それを置き去りにしている方が多いのが現状ではないでしょうか」

セクシュアリティと自己愛は、密接な関係にあると言う。

「古代からセックスや性が“恥”とする文化はあって、世界的に性というものが抑圧されてきました。自分の一部である性を否定されるということは、自分の性を愛せない、自己愛(セルフラブ=ありのままの自分を受け入れるということ)の低さにつながってきます。でも自己愛って、おいしいごはんをいただくのと同じように、人間にとって欠かせない心の栄養。でも私自身も、40年近く自己愛が低い人間だったんです。それが、あるときセルフラブを得たことで世界が一変しました。それまでは“男に負けるものか”と戦っていましたが、“自分は自分でいい”と自己愛を得たとたん、性別なんて関係ないと思えたし、女性であることを楽しめるように。私たちは自分の性も自分を愛することも、もっと楽しんでいいんです。今後はカードを使ったワークショップなど、楽しみ方を多方面からお伝えできればと思っています」

※『anan』2023年2月15日号より。取材、文・岡井美絹子

(by anan編集部)

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