問題行動を対処する？友達をたたく理由とは『キラくんのお話』

子どもの困った行動に手を焼いたことはありますか？そのようなとき、わが子を叱る人もいるでしょう。しかし、もしも子どもなりに事情があったとしたら、対応方法が変わるかもしれません。今回ご紹介する作品はたぷりく(＠taprikoo)さんが保育園に勤めていたころのエピソード『キラくんのお話』をご紹介します。日々の子どもへの接し方が変わるかもしれませんよ。

転入してきた子の第一印象は小さなヤンキー

たぷりくさんは当時保育士として働いていました。今回はそのころのエピソードです。

ある日、転入してきたキラくんという男の子。たぷりくさんは彼の第一印象をちっちゃなヤンキーのようだと思ったそうです。果たしてキラくんはどのような男の子なのでしょうか。

問題行動？すぐ友達をたたくキラくん

突然、友達をたたいたキラくん。たたかれた女の子は痛くて泣いてしまいました…。キラくんはすぐに手が出る性格の子のようです。

たたかないでと注意しても、なかなか治らないものですよね。友達をたたくことは親同士のトラブルにも発展する可能性もあり、すぐに治めたいと思う人もいるでしょう。

しかし、たぷりくさんは叱るわけではなく、なぜたたいたのかをキラくんに尋ねました。すると、「いじわるをしていていたから」というキラくん。キラくんなりにしっかりとした理由があったのですね。

まずは子どものよいところをしっかり認めてあげる

たぷりくさんは、なぜたたいてはいけないのかを、キラくんに繰り返し教えます。たぷりくさんのすばらしいところは、キラくんを否定しないところだと思いました。

大人でも頭ごなしに説教をされたら反発したくなることもあるでしょう。たぷりくさんは、キラくんのよいところを十分に認めてあげて、よりよくなるためにはというアドバイスをしているように見えます。

子どもには難しくて分からないだろうと決めつけず、子どもを認めてあげて、なぜいけないのかを伝えていく姿勢はぜひ取り入れてみたいですね。

著者：ゆずプー