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22歳から7歳まで、6人の子どもが全員揃う誕生日の食卓。みんなで作る、キロ単位の大きなホールケーキ【日登美のタベコト in Berlin・41】

  • 2023.2.11

ベルリン在住で6人の子どものお母さん。モデルとして活躍する傍ら「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに、オンライン講座とウェブサイトを主宰している日登美さんによる、「食」からはじまるエッセイです。

みんなで作るみんなで食べる我が家の誕生日

7歳の誕生日には我が家の定番チョコレートケーキを。総重量約3キロ!
みんなで食べると美味しい楽しい誕生日!

つい最近、末娘の7歳のお誕生日でした。上は22歳から下は7歳を迎えた6人の子どもが揃っているベルリンの我が家。当然年齢の幅も広いので、ご飯の時間も違ったりして、日々の食卓では全員揃うことが少なくなった今日この頃なのですが、誕生日だけは特別。どの子もこの日だけは早々と帰ってきてみんなで食事をします。

我が家の誕生日はそれぞれ子どものリクエストのケーキを前日に作ります。誕生日のお夕飯もリクエスト通りに。みんな一緒に食事するまたとないチャンス、兄弟もどんなものをリクエストするのか?したのか?ワクワクです。

末娘の誕生日ディナーリクエストはブラジル料理のフェジョアーダでした。
学校に持って行く誕生日用カップケーキ。40個とかさらっと焼くのがドイツ流。

ドイツではお誕生日には人を招いてお客さんにケーキを振る舞う風習があるので、誕生日のときにはどの子も学校のクラスメイト全員分のケーキを持っていきます。これがまた結構な仕事で、唯一ドイツでの台所で大変だ!というのはこれでしょう。40名ほどの子どもにマフィンを焼く。使う小麦粉は軽く1~2キロは当たり前。オーブンを何回も回して焼きまくる!

でも大体ドイツの家庭は誕生日でなくてもキロ単位の小麦粉でケーキを焼くのは当たり前なので、みなさんそこは苦にならないという(笑)。ところ変われば悩みも違うのですね。

バースデーケーキのクリームは1リットル越え(笑)。みんなでせっせとチョコを刻みデコレーションが楽しい!
夏のポルトガル旅行で誕生日だった次女にも、ケーキならぬフルーツポンチをみんなで作りました。

我が家の誕生日ケーキはみんなで作ります。ドイツ式にやはりキロ単位のおっきなホールケーキを。兄弟でワイワイ言いながらケーキを作る工程から既にお祝いが始まっているような雰囲気は、誕生日の前夜祭のような感じです。

子どもが大きくなると家族が揃う時間が少なくなるのですが、誕生日の食卓を一緒に作る。一緒に食べる。特別な日の食卓がまた家族をつなげてくれるのは、嬉しいことだなと思っています。

どこでも、いつでも誕生日のスイーツはみんなを幸せにしてくれます。
誕生日の朝テーブルには木でできた人形が一つ増えてやってきて、蝋燭とお花で飾った食卓に迎えられます。
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