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赤ちゃんが過ごす部屋作りのポイントは?安全、快適に過ごすためのポイントを助産師が徹底解説!

  • 2023.2.11
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助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが新生児赤ちゃんを迎えるお部屋の注意点についてお話ししてくれました。寝る場所の安全性や掃除しておきたいポイントなど、マンガで詳しく解説!

出産が近づくと、赤ちゃんを迎えるために必要なものをそろえたり、お部屋の掃除をするママは多いかと思います。今回は、新生児赤ちゃんを迎える前にやっておきたい「お部屋の準備のポイント」についてお話しします。

赤ちゃんの寝る場所の安全対策

最初に取りかかるのは、赤ちゃんが日中過ごす場所と寝室の2カ所の安全性を確認することと、掃除や整頓です。地震などで棚の物や本などが倒れてくる可能性を考えて、ベビーベッドや布団を置く場所を決めましょう。

窓際、エアコンの風が当たる場所も室温が変動しやく、避けるようにしましょう。カーテンの近くは、風が入ったときにカーテンが揺れて赤ちゃんにかかることがあるので避けるほうがいいかと思います。また、直射日光が当たらない場所にしましょう。

沐浴をどこでするかによっては、キッチンやお風呂場や脱衣所もベビーバスや赤ちゃんを寝かせるスペースなど確保することが大切です。

赤ちゃんとの生活は、抱っこをするときや、おむつ交換などで手を洗うことが多くなります。またおむつを捨てる場所、替えのおむつや洋服などをどこに置くかなど動線を考えた配置にすると便利です。

赤ちゃんが過ごす部屋の掃除

赤ちゃんが過ごす部屋や寝室はこまめに掃除することが大切ですが、忙しいと難しいことも。室内のホコリなどが溜まりにくい環境を作りましょう。また、テレビなどの電化製品の近くは、静電気などでホコリが溜まりやすいこともあります。音や光の刺激が赤ちゃんにとって強すぎる場合もあり、赤ちゃんの寝る環境としてはおすすめできません。

毎日掃除はしたいものの、赤ちゃんの機嫌やママの体調によっては、掃除機をかける時間がないときもあるかもしれません。赤ちゃんが寝ている間に掃除ができるように、音が出ない掃除グッズが便利です。赤ちゃんの布団周りやカーペットは、粘着カーペットクリーナーで掃除、畳やフローリングはフローリングワイパーなどで掃除するのがおすすめです。

カーペットなどは、外したり毛足が短い物にしたりするのもいいかと思います。エアコンのフィルターにホコリが溜まっていると空調の機能も落ちてきます。フィルターの掃除もしておきましょう。

赤ちゃんの過ごす部屋は、1時間に1回10〜15分程度の換気が理想ですが、家族に花粉症の方がいる場合は換気が難しい場合もあるかもしれません。その場合は、空気清浄機を用意しておくのもいいかもしれません。

家具や飾りも見直してみよう

リビングには、置物、写真立て、鉢植え、テーブルクロス、ガラステーブルなどさまざまな飾りがあります。大人だけの生活では気づかない、赤ちゃんへの危険が潜んでいることがあります。少し余裕のある妊娠中に、見直してみるのもいいでしょう。

つかまり立ちをしたときに、手に届きそうな場所に口に入るような小さな置物を置いたり、棚やテーブルにクロスを引いたりするのは危険なので片付けていきましょう。

壁にポスターなど画鋲を使って留めている場合、落ちてくる可能性もあります。テープなどに変えてみるのもいいでしょう。

家具もガラス製のテーブルや家具、角がある家具やテーブルなどは買い替えを検討したり、今後コーナーガードをつけるなど工夫していきましょう。

出産前に赤ちゃんの生活のイメージをもつことは意外に難しいものです。赤ちゃんにとって安全な環境か、子どものいる友人やきょうだいに部屋のチェックをしてもらうのもいい方法です。自分たちだけでは気づかなかったリスクを発見できるかもしれません。余裕のある妊娠中に準備してみてくださいね。

作画/はたこ


監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀

2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。

ベビーカレンダー編集部

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