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「今月は5万か…」養育費に元妻とのつながり。バツイチ子持ち夫との再婚でわかったことは

  • 2023.2.11

私たち夫婦はバツイチ同士で結婚しました。私には子どもがいませんが、夫には元妻との間にお子さんが1人います。そんなバツイチ夫と一緒に暮らしてみてわかったことや感じることをお話しします。

再婚した夫はバツイチ子持ち

再婚した夫には、当時中学生の娘がいました。部屋には娘さんの写真を1枚だけ飾っていて、私は微笑ましく思っていました。元妻との子ですが、負の感情はありません。とてもかわいい子で、夫によく似ています。「将来美人になるね」と話すと、夫はいつも照れたよう笑っていました。

再婚するときに、元妻に養育費を支払っていること、たまに娘さんと面会していることを聞きました。すべて納得したうえで、私は彼との再婚を決めたのです。とはいえ実際結婚してみると、毎月そこそこの金額が娘さんの養育費として消えていきます。固定の養育費は毎月3万円で、誕生日や入り用のときはさらに1~2万円プラスで払っているようでした。

どうやら面会はあまりさせてもらえず、夫は「お金でしか気持ちを伝えられない」と言います。もっといろいろしたいけれど、会えないからなにもできない。だからお金を振り込む方法しかないと言う夫の気持ちはわかりますが、決して稼ぎが多いわけではないので正直苦しい月もありました。

元妻が再婚。しかし状況は変わらずで…

ときどき、元妻から電話がかかってくることがあります。急用で私が隣にいても話しているうこともありますが、私は特に気になりません。しかし、うっすら聞こえてくる内容で「奥さんはやり手だな」と感じることが多いです。

あるとき、元妻も新しいパートナーと再婚しました。しかし、相変わらず養育費を求めてくるのです。おそらく、再婚相手には養育費をもらっていることを内緒にしているのでしょう。モヤモヤしましたが、私が口出しできることではありません。夫も、娘さんのことがかわいいので、仕方なく支払い続けています。

その後も娘さんの合格祝いなど、たびたび多額のお金を元妻に支払っていたので、私は意を決してさん夫に「お金、娘さんに直接渡してあげられないの?」と言いました。もう娘さんも大きくなっていて、直接連絡を取ることも可能なはず。いちいち元妻を介して娘さんのためになにかをしてあげるのも腑に落ちません。

夫は「相談してみる」と言って元妻にかけかったようですが、話し合いがうまくいきませんでした。

子持ちバツイチ夫と再婚してわかったこと

私は、子どもがいる夫と再婚したことを後悔はしていません。けれども難しく感じるのは、娘さんに関することはすべて元妻に相談しなければいけないことです。つまり、元妻との関係が永遠に切れないのです。夫に元妻への特別な感情があるわけではないですが、連絡を取り合うことは少し気になります

また夫の両親にとって、娘さんはかわいい孫であることは変わりありません。時折私がいても「〇〇ちゃんは元気にしてるの?」と夫に聞くときがあります。最初のころ驚きましたが、祖父母として孫への思いが強いのだと思い、割り切るようにしました。夫との結婚を通して、バツイチ同士で過去があることは前提なので、都度割り切っていくことが必要だと痛感しています。

嫉妬心が強かったりデリケートな感覚の人だったりする場合、もしかしたら不安になることもあるでしょう。私は常日頃から夫に、「娘さんのことは大切にしてあげて。前の奥さんとは義務的な話だけにしてね」と言っています。そんなふうにきちんと自分の意見を伝えることで、子持ちのバツイチ夫ともうまくやれています。寛容かつ冷静になることが、バツイチ子持ち男性との結婚生活がうまくいく秘訣かなと思っています。

子どもがいる彼と再婚するなら、「昔は昔」と割り切ることがとても大切だと思います。そういう考えれば、負の感情も抱きにくいです。もし夫が、元妻との子どもだからと娘さんをないがしろにしていたら、きっと人間性を疑っていたと思います。夫との結婚を通して、自分自身の器も大きくなったように感じています。

著者/町田さくら
イラスト/おんたま

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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