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監督と女優の恋、ハリウッドで成就した究極のパートナーシップ。

  • 2015.11.20
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今年4月、トライベッカ映画祭にて。Photo: Getty Images

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1つの作品を作り上げていく過程で恋が生まれ、そのままゴールインになることも少なくない。ブランジェリーナやジョニー・デップアンバー・ハードといった共演者同士の結婚は誰もが知るところだが、今回は「女優」と「監督」という、撮る・撮られる側の立場で出会った2人にフォーカス。撮影の裏に隠された様々なエピソードを知れば、また違った視点で作品を鑑賞できるかも!?

エミー・ロッサム&サム・エスメイル監督

12月公開の恋愛映画『COMET コメット』でヒロインを演じるエミー・ロッサム(28)は同作のサム・エスメイル監督(37)と8月に婚約したばかり。2013年の撮影中から恋は始まっていて、映画を見ると、エミーが本当にきれいに撮られていて、サムが彼女に恋しているのが一目瞭然。映画完成後の昨年6月からはカップルとして公の場にも登場していた。この時点ではエミーの方が断然有名な格差カップルだったが、今年6月に放送が始まったTVシリーズ「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」の監督・脚本を務めたことでサムは一躍注目の存在となり、キャリア面でもバランスがとれたことで、婚約にこぎつけられたのかも。

サムはかなりのオタク男子だが、エミーがスタイリングや女性のエスコートの仕方を指南しているらしく、この2年間ですっかり垢抜けた印象。

エミーは2008年に音楽プロデューサーと結婚したが、2年で離婚。後に「若すぎて、結婚とは何かがわかってなかった」と振り返ったが、今度はうまくいきそうだ。サムのインスタグラム(@samthemovie)に登場するプライベートのエミーの表情はどれもキュート。本当に愛されているのが伝わってきて、うらやましい!

ミラ・ジョヴォヴィッチ&ポール・W・S・アンダーソン監督

今年4月に第2子が誕生したミラ・ジョヴォヴィッチ(39)とポール・W・S・アンダーソン監督(50)夫妻は、ミラの代表作『バイオハザード』シリーズの第一作の撮影現場で2002年に知り合った。翌年に婚約したけれど、そのままの状態で婚約中の2007年に娘・エヴァーが誕生。2009年になって結婚した。

ミラはこれが3度目の結婚。16歳で映画の共演者と最初の結婚をしたものの、2ヵ月で婚姻の無効を申請。1997年には『フィフス・エレメント』のリュック・ベッソン監督と結婚したが、『ジャンヌ・ダルク』に主演後、1999年に離婚している。過去の苦い経験をふまえて、共に人生を歩んでいける相手かどうかをじっくり見極めたのだろう。もちろん、その間も結婚後も『バイオハザード』シリーズは継続中で、現在は来年公開の第6作『Resident Evil: The Final Chapter(原題)』を撮影中。作品作りをめぐって激論を戦わせることもあるポールはかけがえのない相棒だ。

飾らない明るいキャラクターで愛されるミラは、インスタグラムなどSNSでもプライベートの様子を公開。家族水入らずの幸せな暮らしぶりが伝わってくる。

ケイト・ベッキンセイル&レン・ワイズマン監督

主演作『アンダーワールド』のレン・ワイズマン監督(42)と2004年に結婚したケイト・ベッキンセイル(42)。彼女は俳優のマイケル・シーンと1995年から8年間交際、一女をもうけたものの破局、その直後にレンと婚約した。実はこの経緯にはちょっと複雑な背景が。なんとマイケルも『アンダーワールド』に出演していて、これはパートナーと共演したかったケイトの強い推薦で実現したキャスティングだった。にもかかわらず、撮影中からケイトとレンは恋仲になり、撮影後にケイトはマイケルと別れ、既婚者だったレンの離婚成立を待って、2人は2004年5月に結婚した。

ケイトとは『アンダーワールド』シリーズの続編や『トータル・リコール』など夫の作品に出演し、夫婦の関係は公私ともに順調。

また、別れたマイケルとも娘を介して家族ぐるみのつき合いを続けている。妻の元パートナー、元パートナーの現夫として顔を合わせるなんて、かなり気まずいはずだが、マイケルもレンもケイトと娘が楽しく過ごすために努力は惜しまないという。ケイトは「彼らのことをとても誇りに思うわ。世の中には、こんなに恵まれた女性ばかりじゃないのはわかっているもの」と話している。

スティーヴン・スピルバーグ

監督(68)が今年結婚25年目を迎えた愛妻は、1984年の監督作『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』でヒロインを演じたケイト・キャプショー(62)。ミズーリ州で教職に就き、結婚して娘もいたが、女優になる夢を捨てきれず、離婚してニューヨークへ移住。プロの女優になって3年経った頃に、『インディ・ジョーンズ〜』のオーディションを受けて100人以上の候補から選ばれた。

スティーヴン・スピルバーグ監督&ケイト・キャプショウ

実はスピルバーグは85年に女優のエイミー・アーヴィングと結婚している。ちなみにエイミーとの出会いも自身の監督作『未知との遭遇』(79)のオーディションで、5年以上の交際を経て結婚したものの、ほぼ同時期にケイトとも出会い、エイミーとの結婚はわずか3年で破局。ケイトは88年にスピルバーグとの第1子の男の子を出産している。スピルバーグは慰謝料1億ドルを支払い、89年に離婚が成立、1991年にケイトと結婚した。それぞれ息子2人と娘を連れた子連れ再婚で、その後4人の子供が生まれ、養子1人も迎えた7人の子供(最年長は39歳、末っ子は18歳)がいる。ケイトは結婚後も仕事を続けたが、2002年からは女優を休業中だが、長かった子育てが終わって夫婦の時間を楽しむ余裕が生まれ、ヨーロッパで2人きりの休暇を過ごしたりしている。

ベン・スティラー&クリスティン・テイラー

結婚15年で娘と息子がいるベン・スティラー(50)とクリスティン・テイラー(44)夫妻。ベンが監督を務めた、ジャック・ブラック主演のTVシリーズ「Heat Vison and Jack(原題)」(99)にクリスティンが出演したのが出会いだった。

友だちからスタートして、7、8か月経つうちに「気が合うな。好きだな。愛してるのかも。そうだ、愛してる」と、どんどんお互いの気持ちが盛り上がっていったそう。プロポーズしたのは監督、主演作『ミート・ザ・ペアレンツ』(00)のリハーサルをしている時。結婚を決めた恋人の両親に会いに行くという、映画と全く同じ状況をリアルでも体験したそうだ。結婚後もクリスティンはベンの監督・主演作『ズーランダー』(00)や『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(08)などに出演し、公私ともに良きパートナー。今年3月に行った『ズーランダー』続編(もちろんクリスティンも出演)のイタリアロケには子供たち2人も同行、オフの時間はヴェネツィアを親子で観光していた。

アーロン・テイラー=ジョンソン&サム・テイラー=ジョンソン監督

こちらは男女逆転バージョン。『ゴジラ』や『アヴェンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』などハリウッド大作で活躍するアーロン・テイラー=ジョンソン(25)と『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』で女性映画監督として史上最大の商業的成功を収めたサム・テイラー=ジョンソン(48)は、23歳の年の差カップルとしても有名。

出会いは2009年、19歳のアーロン・ジョンソンが、42歳のサム・テイラーが監督する『ノーウェア・ボーイ』で主役のジョン・レノンを演じることになった時。初めて会った瞬間から恋に落ちたというアーロンは「彼女と一緒にいたかったし、子供が欲しかったから」と同年10月に婚約、翌2010年7月に第1子が誕生。2012年1月に第2子が生まれ、6月に挙式し、それぞれの名字を合わせた“テイラー=ジョンソン”を名乗るようになった。

子役だったアーロンはもともと大人びた性格で同年代の友達が少なく、10代は破滅型指向だったけれど、サムのおかげで落ち着くことができ、今はサムの連れ子2人を含めた4人の娘の父親であることが人生最大の喜びだという。家庭第一で、夫婦ともに年に1本しか仕事をしないと決めているというが、そのペースを維持するためには常に良い結果を残さねばならず、それはそれでプレッシャーになりそう。

参照元:VOGUE JAPAN

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