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東京五輪“日韓戦”で山本由伸と熾烈投手戦!韓国サイドスローの悲壮な誓い「最高の結果を作る」【WBC2023】

  • 2023.2.10

「国民が自負心を感じられるよう、最善を尽くします」

長い言葉は必要なかった。誰よりも先んじてアメリカに渡り、トレーニングだけに集中して汗を流した。

韓国プロ野球KBOリーグを代表する右腕サイドスロー、コ・ヨンピョ(31、KTウィズ)のことだ。

彼は2021年夏に行われた東京五輪準決勝の侍ジャパン(日本代表戦)で先発登板し、山本由伸(24、オリックス・バファローズ)と投手戦を繰り広げた選手でもある。

そんなコ・ヨンピョは、今回のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を戦う韓国代表メンバー選出に際し、「(WBCで)最高の結果を出すことだけに集中している」と強調した。

WBCで戦いたい選手、国は「特にない」

 

コ・ヨンピョは昨年12月30日、チームの後輩投手で同じく代表メンバーのソ・ヒョンジュン(21)とともに渡米した。2020~2022年までKTに在籍した元同僚オドリサメル・デスパイネ(35)の招待で、翌年1月の1カ月間を米フロリダ州マイアミでの練習に費やしたためだ。

現在は米アリゾナ州ツーソンで行われているKTの春季キャンプに合流し、WBC本番に向けて準備を進めている。

「国を代表するということは常に光栄なことで、胸がいっぱいになります」と代表入りの感想を明かしたコ・ヨンピョは、「WBCもあるので、アメリカに早く渡ってコンディションをチェックしながら、段階別の練習をしてきました。以前と違って特別に準備していることはありません。ただ大会で良い活躍を見せられるよう、ペースを合わせることに重点を置いています」と伝えた。

フロリダの温暖な気候、良い環境のなかで練習を積んだだけに、体調とコンディションも悪くない。あとはWBCの舞台で上手く投げるだけだ。

コ・ヨンピョ

WBCで特に戦いたい国、戦いたい選手もいない。最善を尽くし、最高の結果を出すだけという覚悟を抱いている。

実際、WBCで対戦したい選手や国を問う質問に対し、コ・ヨンピョは「特にない」と短く答えた。それとともに、「国民が自負心を感じられるよう、韓国代表として最善を尽くし、最高の結果を作り出すことだけに集中します。必ずそのように作り出します」と重ねて強調した。

ファンへの感謝も忘れなかった。コ・ヨンピョは最後に、「いつも野球を愛してくださるファンの方々に今年はWBCで挨拶するだけに、最善を尽くす姿をお見せしたいです。WBCだけでなく、シーズンが始まれば健康で、より良い姿を見せたいです」と誓った。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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