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【霧島市妙見温泉】古代からの歴史を感じる『熊襲の穴』洞窟とモダンアートの世界に引き込まれます

  • 2023.2.10

霧島方面に出かけたので、前から気になっていた「熊襲(くまそ)の穴」に寄りました。 曇りの日の夕方でしたが、とても素敵な場所で楽しめたのでご紹介します。

散策におすすめのパワースポット

「熊襲の穴」は、鹿児島空港から車で約15分、223号線沿いの妙見温泉郷を見下ろす場所にあります(老舗旅館「妙見石原荘」の向かい側)。 道路から見える場所に入口の看板があります。

熊襲の穴
出典:リビングかごしまWeb

少し急な坂を上がります 駐車場の前が遊歩道入口です。 奥に見えるのは、芸術家・竹道久氏の彫刻「神々の想い」

熊襲の穴遊歩道入口
出典:リビングかごしまWeb
熊襲の穴の鳥居
出典:リビングかごしまWeb

鳥居を通ってスタート

洞窟の入口までは、階段を10分位上ります(210m程登った山腹にあります)。 足元が悪い場合がありますので、歩きやすい服装と靴をおすすめします。

熊襲の穴遊歩道
出典:リビングかごしまWeb

勾配きつめの階段が続くので、思ったより息が上がります。 途中、休憩スペースもありますので、ゆっくり自分のペースで。

熊襲の穴ベンチ
出典:リビングかごしまWeb

休憩のベンチ 緑に囲まれた階段を進むと、「熊襲隼人」と書かれた入口に着きます。

熊襲の穴の門
出典:リビングかごしまWeb

見上げると、ひと塊の大きな巨石のような崖!

熊襲の穴
出典:リビングかごしまWeb

洞窟前には、案内板や絵馬などがありました。

熊襲の穴
出典:リビングかごしまWeb
古事記や日本書紀にも登場した日本神話の舞台

「熊襲」とは、古代、九州南部に居住していた部族。 熊のように猛々しく、勇ましい人々であったと言われています。 熊襲族の首領が住んでいた洞窟が「熊襲の穴」だそうです。

熊襲の穴案内板
出典:リビングかごしまWeb

案内板 熊襲族の首領・川上梟帥(カワカミタケル)が、女装して潜入した小碓命(オウスノミコト)に誅殺され、熊襲族の首領は自らの「タケル」を小碓命に授け、それ以降「ヤマトタケル」と名乗るようになったと伝えられています。

予備知識少なめで訪れたので、洞窟に入る前に驚くことが多かったです。

いざ、洞窟の中へ!

先ず、右側にある黒いBOXのスイッチをONにします。 洞窟の中の照明がつきます。

熊襲の穴スイッチ
出典:リビングかごしまWeb

ONにしないと、洞窟の中は真っ暗です 正面の鳥居のようなものの先に、くぼみがあります。

熊襲の穴入口
出典:リビングかごしまWeb
熊襲の穴入口
出典:リビングかごしまWeb

狭いですが、大人も問題なく通れるスペースです 知らないと覗いても入れるように見えませんが、かがんで進むと明かりが見えるので、そのまま進みます。

熊襲の穴入口
出典:リビングかごしまWeb

かがみながら階段を進むと見えてきます 入口からは想像もできないくらい広い空間。

熊襲の穴入口
出典:リビングかごしまWeb

この第1洞穴は約100畳あるそうです。 第2洞穴もあるそうですが、入り口が崩れていて中に入れませんが、約300畳の広さがあると言われています。

照明で壁や天井に太陽や月、星、渦巻き模様の古代の絵のようなものが浮かび上がります。

熊襲の穴
出典:リビングかごしまWeb
熊襲の穴
出典:リビングかごしまWeb

1990年に鹿児島県出身の美術作家・萩原貞行氏が描かれたものです。 2020年に30年ぶりに、修復や描き直しを行ったようで、現在は色鮮やかな状態で見ることができます。 歴史ある洞窟とモダンアートのコラボ、神秘的な雰囲気が漂い、独特な美しさに息を呑みます。 見れば見るほど不思議な気分になる空間で、長い時間楽しみました。

洞窟から出たら、必ず照明のスイッチをOFFにして帰ってください。

「熊襲の穴」は「妙見石原荘」の所有地にあります。 無料で見学させていただけることに感謝です。

散策の後は、温泉街の立ち寄り湯ができる宿で汗を流すのも良いですね。 次回は、私も温泉と合わせて出かけたいと思います。

熊襲(くまそ)の穴 住所: 鹿児島県霧島市隼人町嘉例川 電話番号:0995-77-2111(妙見石原荘) 営業:通年 料金:無料 交通アクセス:鹿児島空港より車で約15分 駐車場:有(10台程度) 石原荘HP

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