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侍ジャパン宿敵・韓国代表が米アリゾナで初実戦へ。日本生まれの“天才”も合流するその顔触れは?【WBC2023】

  • 2023.2.9

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場する野球韓国代表が、キャンプ開始を1週間前に控えて最初の実戦メンバーを構成した。

韓国代表を率いるイ・ガンチョル監督は去る1月16日(日本時間)に行われた代表オリエンテーションで、米アリゾナ州でキャンプ中の選手たちが、2月17日のNCダイノスとの強化試合に出場することを通知した。

このため、現在アリゾナで練習中のキウム・ヒーローズ、LGツインズ、KTウィズ、NCダイノス、KIAタイガースの選手たちが、韓国代表最初の実戦メンバーとなる。

日本生まれの“天才”も合流

 

集まってすぐに強化試合だ。韓国代表は今月15日にアリゾナ州ツーソンで集結した後、16日の練習を挟んで17日にNCダイノス戦を戦う。

すでに日程は組まれており、イ監督と代表コーチ陣はこれに合わせてWBCに向けた準備を進める計画も立てている。

アリゾナ州で多くのKBOリーグ球団と選手が練習中であるため、初実戦は適応の負担がないアリゾナキャンプ中の選手たちが戦う。

アリゾナで集まる代表メンバーは次の通りだ。

キウム・ヒーローズ(3人):イ・ジョンフ(24)、キム・ヘソン(24)、イ・ジヨン(36)

LGツインズ(6人):キム・ヒョンス(35)、パク・ヘミン(32)、オ・ジファン(32)、コ・ウソク(24)、チョン・ウヨン(23)、キム・ユンシク(22)

KTウィズ(4人):カン・ベクホ(23)、パク・ビョンホ(36)、コ・ヨンピョ(31)、ソ・ヒョンジュン(21)

NCダイノス(3人):ク・チャンモ(25)、パク・ゴヌ(32)、イ・ヨンチャン(34)

KIAタイガース(3人):ナ・ソンボム(33)、ヤン・ヒョンジョン(34)、イ・ウィリ(20)

集まるのは最終エントリー30人中19人。このうち、外野陣は元中日ドラゴンズのイ・ジョンボムを父に持つ名古屋生まれのイ・ジョンフをはじめ、100%アリゾナのメンバーで構成されており、捕手を含めた内野陣も三塁手を除けば完成する。

SSGランダースがフロリダ州でキャンプを行っているため、NC戦の三塁手はチェ・ジョン(35)が務める見通しだ。

イ・ジョンフ

投手は左腕が多い。ヤン・ヒョンジョン、ク・チャンモ、イ・ウィリ、キム・ユンシクら、左投手5人中4人がアリゾナメンバーだ。残る一人もキム・グァンヒョン(34、SSGランダース)のため、チェ・ジョンのように合流に大きな制約はない。

右投手もコ・ウソク、チョン・ウヨン、コ・ヨンピョ、ソ・ヒョンジュン、イ・ヨンチャンがいる。1試合を消化するには十分な人数だ。

チョン・ウヨンは「イ・ガンチョル監督が、オリエンテーションで“NC戦の実戦が可能になるよう、しっかり準備しておくように”とおっしゃっていた。皆それぞれ支給されたWBC公認球で準備し、すでにボールがかなりすり減っている。ウソクさんの球はすり減り切って使えない状態だ」と伝えた。

キム・ヘソンも、「NC戦に出場する野手はアリゾナキャンプのメンバーだと聞いている。NC戦からプレーすると思って準備した」と述べた。

現在、アリゾナとフロリダ以外では日本の沖縄、オーストラリア、グアムでキャンプが行われている。沖縄ではサムスン・ライオンズ、オーストラリアでは斗山(トゥサン)ベアーズ、グアムではロッテ・ジャイアンツだ。

サムスンのウォン・テイン(22)、斗山のクァク・ビン(23)、チョン・チョルウォン(23)、ヤン・ウィジ(35)、ロッテのキム・ウォンジュン(29)、パク・セウン(27)らは15日に代表に合流した後、20日に行われる強化試合2戦目のKIA戦に出場する確率が高い。

韓国代表はアリゾナで計5試合を実施。その後、28日に韓国に出国し、3月3日に高尺(コチョク)スカイドームでSSGと対戦する。

そして、3月4日に日本に出国し、6日に京セラドーム大阪でオリックス・バファローズ、7日に同会場で阪神タイガースと強化試合を行う。

8日にWBC1次ラウンドが行われる東京ドームに向かい、翌9日に初戦のオーストラリア代表戦を戦う予定だ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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