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「時間と労力を返せ!」手作り招待状で痛い目にあった私。しかし友人の結婚式で?!

  • 2023.2.9

結婚式で使うアイテムを手作りするとオリジナリティがでたり節約できたりと、いいこともありますが、時間と労力がかかり負担に感じることもあります。そこで私は一部のアイテムだけを手作りしたのですが、思わぬトラブルより想像以上に大変な作業となってしまったのです。

ウェルカムボードの作成を依頼され……

私の周りで結婚の話が出ることが多くなったころ、結婚式アイテムを手作りするのが流行りでした。招待状などのペーパーアイテムや、リングピロー、ウェルカムボードなどを手作りする人が多く、私も素敵だなと感じていました。

そして、当時イラストを描くのが好きだった私に同僚から「ウェルカムボードを描いてほしい」という依頼があったのです。大切な結婚式の看板となるアイテムを私に託してもらえたことがうれしく、二つ返事でOKしたものの、いざ作成すると意外と大変! 趣味でイラストを描いていた私にとって、作品のなかに相手の要望を反映するのがとても難しく、ようやくOKがでたときはホッとしました。

その後も何度かウェルカムボード作りを頼まれ、式場で飾られたボードを見て手作りの良さを感じながらも大変さのほうが上回っていました。

いざ自分の結婚式で心に決めたことは

そのため、いざ自分の結婚式準備を始めたときは、「できるだけ手作りしない」という方針を決めました。ただ、招待状などのペーパーアイテムはコスト軽減につながること、オリジナリティを出したかったことから手作りをすることにした私。市販のキットを購入し、準備を始めました。

しかしこのタイミングで彼から「招待客が大幅に増える」と連絡があったのです。準備をする前に何度も人数を確認したのにもかかわらず、このような事態になって動揺しました。どうやら彼の親戚から招待客について「助言」があったそうで、無下にはできないと彼から懇願され対応することに……。

追加で同じキットを購入したかったのですが、残念なことに売り切れ! すでに作った招待状は諦め、新たに作り直すことになり、結局節約になるどころか余分やコストと労力がかかりました。しかも、後から増えた彼側のゲストのほとんどからは欠席連絡が届き、なんともいえない気持ちになったのを覚えています。

親友の結婚式で感動した引き出物

結婚式の手作りアイテムで苦い思いをした私ですが、親友の結婚式で考え方が変わる出来事がありました。

幸せいっぱいな親友の結婚式。用意された引き出物はなんと新郎新婦の手作りだったのです。引き出物は食器だったのですが、山奥の窯へ夫婦で出向き招待客一人ひとりをイメージしながら作ったと紹介がありました。どれ1つとして同じものはなく、それぞれ色や形が異なるのだといいます。

私は彼女のそんな想いに感動し、手作りって素敵だなと改めて思えた結婚式でした。

どんな結婚式も、オンリーワン!

結婚式は一生に一度かもしれない大切なイベントです。苦い思いもしましたが、時が経てばそれもいい思い出。結婚式のアルバムをめくって「こうすればよかった」「ああすれば楽だった」と言いながらも笑顔になっている私と夫がいます。手作りした部分、しなかった部分を含めて私たちにとってオンリーワンの結婚式を挙げることができました。

著者/百田さく
イラスト/かたくりこ

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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