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町内5つの小学校で「校歌が同じ曲」 愛知県・蟹江町の不思議

  • 2023.2.8

[ドデスカ - 名古屋テレビ] 2023年1月24日放送の「いいね!わがマチQ」のコーナーで、ある町の小学校の「校歌の秘密」が紹介されました。

名古屋市の西に位置する蟹江町。なんでも町内の小学校の校歌には珍しい特徴があるのだそう。

「♪雀は屋根から からすは木から~」

蟹江小学校の子どもたちに校歌を歌ってもらうと、5番まである歌詞には、カラス、雀、ツバメ、もず、小鳥と鳥がたくさん登場しました。

コレも特徴のひとつではあるのですが、さらに珍しいポイントが。なんと、蟹江町内にある5つの小学校の校歌はすべて「同じ曲」。歌詞も同じで、違うのは最後の学校名だけなんです。

小学校の校歌に特徴(画像はイメージ)

なぜ、すべての小学校で校歌が共通なのか。話は約70年前の1952年にさかのぼります。

この年、蟹江小学校の校歌を作ることになり、蟹江町教育委員会が蟹江にゆかりのある作曲家・山田耕筰氏に作曲を依頼しました。「赤とんぼ」などを作曲した山田氏の、祖母が蟹江人で、父親も蟹江で生まれたそうです。

山田氏は校歌づくりを喜んで引き受け、さらに、「小さい秋みつけた」などで有名な作詞家・サトウハチローさんを蟹江に紹介。

作曲を山田耕筰さん、作詞をサトウハチローさんが手がけた校歌は、とてもすばらしいものでした。そこで、蟹江町内のすべての小学校で歌われることになったそうです。

町内のすべての小学校で同じ校歌を歌っているのは珍しいですよね。小さなころからみんなが歌っているので、もはや、"蟹江町の歌"と言えるでしょう。

(ライター:iwatami)

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