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心理学でひも解く! 「恩着せがましい姑」の真意&上手に付き合うコツ

  • 2015.11.19
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【ママからのご相談】

姑のことで相談です。夫の母親は近所に住んでおり、子どもたちの世話もよくしてくれているのでとても助かっています。しかし、ことあるごとに「私が○○してあげたから」というような恩着せがましいセリフを言ってきてイライラします。子どもたちの世話は引き続きお願いしたいので トラブルを起こしたくありませんが、姑の物言いを変えられるような接し方などがあれば教えてください。

●A. 相手に変化を求めるよりも、自分の受け止め方を変えてみましょう。

こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。ご相談ありがとうございます。

言葉がひとつ違えば、いろいろ親切にしてもらったことも「頼まなければ良かった」と感じてしまうのものですよね。これは嫁姑の関係だけでなく、さまざまな人とのコミュニケーションにおいても、よく見られることです。今回は恩着せがましい人を心理学からひも解いていきたいと思います。

●“恩着せがましい人”は素直じゃないだけ!?

恩着せがましい人は実は素直に何かを頼めないとか、自分が相手にしたことを主張しないと親切にしてもらえないと思い込んでいる傾向があります。

これには、その人が幼少時のころ周りに同じようなコミュニケーションの取り方をしていた人がいて、その影響(刷り込み)を受けているケースが非常に多いです。

●承認欲求が満たされていない!?

もうひとつ考えられるのは、誰もが持っている「認められたい」「褒められたい」「感謝されたい」といった承認欲求からくるもの。

もしかしたら、ご相談者様がお姑さんに預けていたお子さんを迎えに行ったときに、十分な労わりや感謝の言葉をかけずにいたことで、お姑さんが「自分はあんなに苦労して、体力的にも無理をして孫たちの世話をしたのに分かってくれない」と感じられたことがあるのではないでしょうか。

人は他の人から認められて、自分自身を承認できるようになっていきます。これを心理学では“自己承認”と言うのですが、自己承認が苦手な人は自分で自分を認められない分、他人からの承認を求めようとします。それ故に絶対に相手から承認を得られるような出来事を「○○してあげた」と振りかざして、その承認欲求を満たそうとするのです。

●受け止め方を変えてみましょう

恩を着せられる側としては、「本当は自分で子どもたちの世話をした方がいいのは分かっているけど、仕事をしなければならない」などの無力感や罪悪感を刺激されるので、ついイラッとしてしまいます。

しかし、恩着せがましいことを言われたときに「あなたのせいでこんなに大変だった」と言われているように受け止めてしまうと、「迷惑をかけている」「責められている」と感じてしまいますが、「頑張ったことをわかってほしい」と受け止めることができたら、どんな気持ちになるでしょうか? 素直に感謝の気持ちをたくさん伝えたくなりませんか?

預けていたお子さんを迎えに行ったら、そそくさと帰るのではなく、「疲れていませんか?」などの一言を添えて感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

そしてお給料日や臨時収入が入ったときだけでもいいので、普段の感謝の気持ちを込めて、お姑さんをお食事に誘ってみましょう。きっと、心が満たされるはずです。

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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