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「私のことを言っているのかな…」陰口の多い女の職場で生き抜くためにたどり着いた対処法【体験談】

  • 2023.2.8

女性が多い職場でずっと働いてきた私。前職も女性ばかりで大変でしたが、今の職場も女性が9割です。表面上は仲が良いのにいなくなれば文句を言うという図式はどこに行っても変わらないのでしょうか?5分前まで楽しく話していたのにちょっとしたきっかけで険悪な空気になり、ぶつぶつグチグチ言い始める……。その構図に疲れてきたのに、そこで働き続けることを決めたアラフィフ主婦の体験談です。

女性ばかりの職場で陰口を聞くのが不快…

女性の職場はコウモリばかり?

イソップ寓話で「卑怯なコウモリ」という話があります。獣と鳥、どちらにも良い顔をした結果、嫌われてしまうコウモリの話ですが、これは女性の職場で賢く生き抜いていく知恵だと私は思っています。

うまくやっていける人は八方美人で、コウモリのように強い人を瞬時に見抜いてうまくそちら側につくことをして結果的に得をします。私はその才能がまったくなく、前職は化粧品メーカーにいましたが、女性ばかりの職場にずっといても見抜ける感覚は育たず、雑用や地味な仕事をこなす日陰の役でした。

でも、私は目立たない地味な係が気に入っているので、トップでカリスマの美容部員の先輩たちの陰でひっそり働くのになんの不満もありませんでした。雑用や仕事を押し付けられ過ぎて、そういうことを率先しておこなうのが当たり前の感覚になっていたのかもしれません。

転職しても女性のコソコソ話を目撃

パートとして再就職した職場も女性ばかりです。年齢層も高く、小さい子どもがいる人、子どもが手を離れた人などさまざま。ほぼ主婦なので体調不良や子どもの発熱などで早退や休んでしまうことに関しては本当に寛大で、この職場でよかった!と思っています。

ただ、仕事をしているとき、チーフクラスが2人くらいそーっと離れてコソコソコソコソ、誰かの話をしているのがすごく不快! 仕事の話でなく、あの人はこうだからああだからという愚痴をずーっと話しているのです。

その人たちだけでなく、観察していると、「あの人は良い人なんだけど、ここが良くないんだよね」とかブツブツ言っている会話がよく聞こえてくるようになりました。入社してすぐのころは自分の仕事を覚えるのに必死で周りを見る余裕がなかったですが、慣れてきて周囲を見渡せるようになると、そうしたことにも気付き始めました。

そうなると、「ああ、今私のこと言ってるのかなあ」などと思ってしまって落ち込み始めます。それは考え過ぎのときもあれば、間違いなく言われているときもあります。

仕事で失敗して何かを言われるのは仕方ないのですが、怒られた人がいつまでも第三者にグチグチ文句を言っているのを目の当たりにするのはきついものがありました。

いちいち落ち込む時間がもったいない!

基本的にはとても良い人ばかりなので働き続けたいと思うのですが、少し離れたところでコソコソ言われるあれはきついなあ、と悩みに悩んだ結果……。給料をもらえるのだから、割り切って頑張ろう! とスイッチを切り替えました!

もともと人にどう思われているか、嫌われていないかをものすごく気にする私。そのため、何か言われているかもしれないと思いながら働くのは大変な苦痛なのです。でも、それはあくまで職場でのこと。私個人の性格に何か言われているわけでもないし、仕事で指示されたことをきちんとこなして時間になったら帰ればいいだけの話だと気付いたのです。

現在の職場はパートの残業は禁止なので残って仕事はできません。なので、社員のサポートに徹し、以前のように陰日なたなく働き、いらない悪口は聞き流していればいい!という境地に達することができました!

なぜそんな心境になれたのか? 年齢を重ねて図太くなったせいもあるでしょうが、以前の職場では正社員の責任に押しつぶされそうになりながら働いたため、たいていのことには耐えられる力が知らない間についていたのかもしれません。

それに、女性のいない職場なんてない、いざこざのない場所なんてないし、ある程度はお金のため、と半ば諦めの境地でもあります。

まとめ

この職場にいつまでいるかはわかりません。この手の悩みはどこの職場に行ってもありますし、うまく生き抜ける人はそれなりに生きていけるし、不器用でずるくもなれない人は、私のように苦労することも多いと思います。

それでも、真面目に働いていれば見てくれている人は必ずいるし、仕事と割り切って働くと決めればさほどつらくはありません。女同士のグチグチにも、巻き込まれて悩んだりせず、聞き流すようにしておこうと思っています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:まさみ

中学生と小学生の男の子を持ちフルタイムで働いている。昨年化粧品メーカーを辞め、別の業種に。慣れない仕事と化粧品業界のときと変わらない「女同士の上辺の関係」を生暖かく苦しみながら見つめる日々。帰れば子どもの送り迎えと家事に追われ、趣味だったスキンケアもできずカサカサな肌となる。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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