木工作家、船木智仁さんの個展が東京・表参道の『GALLERY ESCAPERS』で開催。

深みのある黒が表現する、陰と陽。

富山県滑川市を拠点に、木工・漆などを使用した繊細で美しい皿や酒器を製作する船木智仁さん。日本ならではの美意識である「陰」と、西洋の美意識の中で中核をなす「陽」という対極にあるものをバランスよく共存させた、マットな質感と彫刻のようなフォルムの作品は、他にはない唯一無二の存在感を放つ。

東京・表参道にある『GALLERY ESCAPERS』にて、個展「船木智仁 展 ―陰陽―」が開催。今回の展示に並ぶのは、漆黒と呼ぶのに相応しい深い黒が印象的なプレートやグラスなど、空間の主役となるアート作品のような重厚感もありながら、手にしたときの木地は軽やかで温もりがあり、料理を引き立てる陰ともなりうる作品たち。対極にある２つの美意識を内包した作品をぜひ手に取って体感してみたい。

「船木智仁展 ―陰陽―」は2月10日〜2月19日までの開催。お見逃しなく。

船木智仁 展 ―陰陽―

会期：2023年2月10日（金）～2月19日（日）
住所：東京都渋谷区神宮前5-3-3
営業時間：13:00-19:00（土日祝：11:00-18:00）
休廊日：火、水
電話：080-4009-2002（『MARIA BLACK 表参道店内』)