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【いよいよ『スベクヒャン』最終回!】王宮の人間模様はどんな結末を迎えたのか

  • 2023.2.8

テレビ東京の韓流プレミアで放送された『帝王の娘 スベクヒャン』は、ついに全72話のフィナーレとなった。2月7日にオンエアされた第71話では、イ・ジェリョンが演じる武寧王(ムリョンワン)が、自分とチェファ(ミョン・セビン)の間に生まれた実の娘がソルラン(ソ・ヒョンジン)であることを悟り、親子の情を分かち合った。

一方、ソルヒ(ソウ)は毒を飲んで自殺をはかったが、一命をとりとめた。しかし、記憶を喪失して自分の悪事をすべて忘れ、童心にかえっていた。

そんな妹を不憫(ふびん)に思ったソルランは、せっかく王女として王宮で暮らせる身分だったのに自ら退いてソルヒと一緒に故郷に帰ろうとしていた。

それが太子ミョンノン(チョ・ヒョンジェ)の即位のために絶対に必要だと考えていた。たとえ血がつながっていなくとも、兄と妹という事実は変わらなかった。ソルランはミョンノンを究極的に愛しながら、自ら王宮を去ることが一番大事だと覚悟したのだ。

実際、武寧王の死期が近づいていた。それを悟っていた彼はミョンノンを呼んで王座にあえて座らせた。ミョンノンにはっきりとした自覚を促すためだった。

さらに、武寧王は信頼できる側近たちにミョンノンへの協力を頼んでいた。こうして武寧王は権力移譲をすみやかに実行した。

(画像=©2013-2014MBC)
スリリングな歴史ドラマ

史実を見ると、武寧王が世を去ったのは523年だ。そして、ミョンノンが王位を継いで26代王になっている。

つまり、『帝王の娘 スベクヒャン』の最終回が描かれているのは時代的に523年のことなのだ。

武寧王が即位したのは501年である。その当時のことが『帝王の娘 スベクヒャン』の冒頭で扱われた。つまり、このドラマは501年から523年までの22年間を描いた作品であった。

そして、いよいよ最終回となった。すべての物語が終焉に向かい、感動的なクライマックスを迎えていく。『帝王の娘 スベクヒャン』は、古代の壮大な歴史を取り上げながら王宮の人間模様を重層的に描いたスリリングな歴史ドラマであった。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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