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2月6日は「抹茶の日」!栽培されている時期でもないのに、なんでこの日なの?【記念日】

  • 2023.2.7

2月6日に制定されている記念日「抹茶の日」。 抹茶となるお茶が摘まれる様になるのは「夏も近づく八十八夜」と詠われる4月の後半です。 そのため、シーズンでも無いのですが・・・、ではなぜ2月6日が「抹茶の日」となったのでしょうか。

ここでは、「抹茶の日」という記念日について解説します!

「抹茶の日」とは

 

まずは「抹茶の日」がどのような記念日なのかを見ていきましょう。

「抹茶の日」を制定したのは・・・

「抹茶の日」があるのは毎年2月6日です。 西尾茶の創業120年の記念と販路拡大を目的として1992年に、愛知県西尾市の西尾茶協同組合によって制定されました。

「抹茶の日」の由来は茶道具から

「抹茶の日」が2月6日なのは、なにか謂れがあるからではなく、茶道具から来ています。 その茶道具は、湯を沸かすための道具「風炉(ふろ)」。

「風(2)炉(6)」という語呂合わせから、2月6日が「抹茶の日」として選ばれました。

西尾は抹茶の名産地

 

西尾は、抹茶の名産地として知られている地域です。

抹茶の生産量全国トップレベルを誇る西尾

愛知県西尾市は、抹茶の名産地です。 今では、抹茶の原材料となる碾茶の生産量が全国の3割を占めるともされる愛知県西尾市。

その始まりは、同市内にある「実相寺」という寺院とされています。 1271年に建立されたこの実相寺の敷地内で、開山した聖一国師が敷茶の栽培を行ったのが西尾茶の始まりだとされています。

ブランド化にも注力している西尾

西尾の抹茶は、ブランド化にいち早く取り掛かったお茶でもあります。 特許庁の地域団体商標(地域ブランド)として、抹茶の銘柄の中で最初に登録されたとされています。

西尾の抹茶と呼ばれるのは、愛知県の西尾市・安城市で生産された茶葉を、同地域で加工された抹茶です。

他にもある「お茶」にまつわる記念日

 

お茶に関する記念日は、2月6日の「抹茶の日」だけではありません。 他にもある、お茶にまつわる記念日についても見ていきましょう。

5月2日は「新茶の日」「緑茶の日」

5月2日は「新茶の日」と「緑茶の日」という記念日が制定されています。 「新茶の日」を制定したのは静岡県掛川市にの山啓会、「緑茶の日」は東京都港区にある日本茶業中央会によって制定されました。

どちらも、一番茶を摘む日とされる「立春」から数えて88日目の雑節「八十八夜」に由来します。

5月22日は「抹茶新茶の日」

5月2日には、「抹茶新茶の日」という記念日が制定されています。 この記念日を制定したのは、静岡県島田市にある丸七製茶株式会社です。

その由来は、「茶」という漢字にあります。 「茶」という漢字は、「十」「十」「八十八」に分解することができます。 この3つの数字を合計すると「百八」となることから、立春から数えて108日目にあたる5月22日の記念日とされました。

10月1日は「日本茶の日」

「日本茶の日」という記念日が10月1日にあります。 これは、日本茶の製品を手掛ける株式会社伊藤園が制定した記念日です。

1587年10月1日に、時の天下人・豊臣秀吉が京都府京都市にある北野天満宮の境内、北野松原で大茶会を開催したという出来事に由来しています。

まとめ

2月6日の記念日「抹茶の日」。 この記念日は、抹茶の一大地域ブランド「西尾の抹茶」の120周年の記念と販路拡大を目的として制定されました。

収穫時期ではありませんが、抹茶を点てる際に用いる茶道具の「風炉」の語呂合わせから来ています。

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