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日本代表・田中碧が振り返る、カタールW杯で「一番心に残った」ある瞬間

  • 2023.2.7
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2月6日発売の「AERA(アエラ)2023年2月13日号」(朝日新聞出版)の表紙には、サッカー日本代表の田中碧(あお)選手が登場。負ければ敗退が決まるスペイン戦で決勝点を決めるなど、自身が活躍したサッカーW杯カタール大会を振り返っている。

貴重だった「みんなで喜ぶ」瞬間

「大会を通じて、一番心に残ったこと」を尋ねられると、勝利した試合で、「試合が終わって、終了のホイッスルが鳴った瞬間」と答えた。その瞬間は、選手全員がそろって喜んだ。実はこれは、サッカーチームにおいては貴重なことだったという。

たとえば、普段のリーグ戦でもそうですが、ピッチに立つ人間と立てない人間がいる。試合で満足する結果を得られた選手とそうでもない選手が、一緒の感情で喜ぶのはなかなか難しいんです。でも、W杯ではそんなことは関係なく、国を背負って戦い、全員で喜ぶことができる。勝ったドイツ戦とスペイン戦の2回のホイッスルの瞬間は、今までのサッカー人生にないうれしさがありました。(田中選手)

実際、勝利を収めたドイツ戦とスペイン戦の2回のホイッスルの瞬間には「今までのサッカー人生にないうれしさ」があったという。

読書への向き合い方

大会期間中も、移動の合間によく本を読んでいたという田中選手。読書をするようになったのは高校生のころだったと振り返る。

自分のプレーの幅を広げたいなと思って、食事や栄養や睡眠についての本を読んでみたんです。読んでどんどん情報が入ってくる感覚が好きでした。1千円ちょっと払うだけで、人の考えていることを知れるのがいいなって。そこから本を買うことや読むことが増えましたね。(田中選手)

読むのは小説ではなく、人の考えや知識が書かれている本が多い。最近は、松下幸之助さんの『道をひらく』や、稲盛和夫さんの著作を読んでいるという。

インタビューではこのほか、川島永嗣選手から言われて「心に突き刺さった」という言葉や、三笘薫選手と共にプレーした川崎フロンターレの下部組織時代の想い出について語っている。

体感的には24時間労働!? テレワークの落とし穴

同号の巻頭特集は「"休みベタ"からの脱却」。働き方改革によって、残業が減り、有給休暇の取得率が上がっている。ところが、旅行予約サイト「エクスペディア」が21年に行った調査では、全体の55%が「休み不足を感じている」と答えたという。

働く時間が減っているのにも関わらず、休み不足を感じている人が多いのはなぜなのか。都内に住むエンジニアの管理職女性は、コロナ禍によって週の半分は在宅勤務に切り替わったが、休みが充実することはなかった。テレワークと共に始まったスマホでの社内チャットが寝食を削るようになった。以前は、帰宅後は仕事のことは忘れていたが、テレワークで仕事が自宅にも「侵出」。今では「体感的には、24時間、週7日働いてます」と嘆く。

こんな状況を改善し、"休みベタ"から脱却するにはどうすればいいのか。特集では、"休みベタ"を解消した企業や個人の例をもとにどう休むといいのか、その効果を詳報。"攻めの睡眠"をとる方法を紹介している。また、「育休中に学び直し」を掲げた岸田首相に批判が集中したニュースについてのコラムも掲載されている。

連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、獣医師の太田快作さんをゲストに迎えた対談の3回目。松下さんは、お茶に誘っても「犬と猫が待っているから帰る」と、息子の誘いを断るほど動物好きなお母さんについてのエピソードを披露している。

今号では、以下の記事も掲載。

・「賃上げ」続出でも伸び率は世界で段違いの低さ
・トヨタ53歳の次期社長は若き日の章男氏そっくり
・ウクライナを「米国の盾」とせず即時停戦を
・中国の見えぬ「ゼロコロナ後」
・がん診断とAI 難治がんも早期に発見
・わが子の臓器提供をした親の願い
・代理出産を考える 代理母になるのは最も弱い立場の女性
・携帯会社が推す「スマホおかえし」の罠
・「脱マスク」で今さら顔見せられない
・鈴木亮平 無意識の偏見を意識的に変える
・大宮エリーの東大ふたり同窓会 ゲスト・隈研吾
・現代の肖像 鵜飼秀徳 正覚寺住職・ジャーナリスト

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