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GARTENが生まれた家のストーリー「絵本制作への支援をお願いします。」

  • 2015.11.19
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”本当は沢山の風船を付けて、映画みたいに家を飛ばしたかったけど

それが叶わないのが現実。そこで考えたのが「家の家糸化」でした。”

ただいまNEXTWEEKEND代表の村上萌が絵本制作に向けてくラウドファンディングに参加中!

皆様からのあたたかいご支援を、よろしくお願いします。

 

 

以下、村上萌より。

 

こんにちは。NEXTWEEKEND編集長の村上萌です。

突然ですが、NEXTWEEKENDを運営している、私の会社の名前"Garten(ガルテン)"はドイツ語で庭を意味します。

 

物心ついた時から、私の遊び場だったのが、この写真にある祖母の家の庭でした。

築100年になる、ドイツ様式で建てられた祖母の家は敷地の半分以上が庭で、そこには大きな木や花が沢山ありました。

私は、天気の楽しみかたや季節の変わり目の感じ方、すべてをそこで祖母に教えら花の名前を覚え、秘密基地を作り、沢山の出会いや発見をして育ちました。

そんな気持ちで仕事を創っていくことができれば、どんなに楽しいだろう...。と思い、

会社名をガルテンに決めました。

 

(いとこはこの庭で結婚式も挙げました)

 

そして昨年の3月、その祖母が永遠の眠りにつき、同時に祖母が愛した家と庭も、

私たち家族の元からは手放さなくてはいけないことになってしまいました。

 

本当は風船をいっぱいつけて、庭の木も古い扉もひとつ残らず飛ばして守りたかったけど、

それが叶わなかったので、

そこで最後の日に、祖母の家の扉や柱、古い窓やちょっとした物などを取り外し、

残していけるものを、ストーリーとともにご紹介して他のどなたかにお譲りすることに決め、

これを「家糸(いえいと)プロジェクト」と名付けました。

祖父も祖母もいなくなり、何十年も家族が集まってきた家もなくなりましたが、

糸のように細くなっても、それを1つ1つ紡いでどこかの誰かの新しい歴史に取り入れていただければ、

こんなに嬉しいことはありません。

 

この家糸プロジェクトの始まりとして、

去年はご縁あって、祖母の家の建具で小さなサンドイッチ屋を作ることができました。

そして祖母の命日で、

この家の長女(私の叔母)の誕生日でもある来年の3月26日、

ここで見てきた沢山の季節や祖母との会話を、一冊の絵本にすることにしました。

 

迷うことなく、文(ぶん)は完成しました。

そこに絵を描いてくれるのは、同い年で一児のママでもある湯浅望ちゃん。

彼女と一緒に、子どもになったり大人になったりしながら、長く残る作品を作りあげてゆこうと思います。

 

祖母の教えを、形や方法を変えて誰かに知ってもらうこと、糸のように紡いでいくこと。

決心した日に、家糸(いえいと)と名付けた、このプロジェクト。

ばーばの家を守ることはできなかったけど、今もなお、あまりにも心の中で大きく存在する彼女に対して、孫としてできることのひとつ。したいことのひとつです。

 

今回、まだ家があった時から声をかけてくださっていた

エンブックスという絵本の出版社さんは、普段はウェブでの販売がメイン。

とはいえ、絵本は是非手にとって皆様に見ていただきたいので、今回先行予約という形でご支援いただいた資金を、この作品の製本代として使わせていただきたいと思っています。

以下、詳細です。

「日本の『ちいさいおうち』で暮らした家族の物語を、絵本にして紡ぎたい。」

物語のテーマは「大切なこと」

東京は田園調布の、閑静な住宅街。なかでも一際存在感のあるお家は、有形文化財にも登録された築100年の洋館です。その長い歴史の、限りなく最後に近いゲストとして、僕は招かれました。

お家の中を案内しながら、彼女はおばあちゃんとの思い出を、ひとつひとつ宝箱から取り出すように、語り聞かせてくれました。

そこで暮らした家族の物語には、子どもたちに語り継ぎたい「大切なこと」が、たくさん散りばめられていました。彼女のお話を、できるだけ素直に、そのままの温度で、絵本にしようと決めました。

・村上萌/文

・湯浅望/イラスト

・締め切り 11月30日(月)

・詳細URL:https://motion-gallery.net/projects/ie_ito

 

サンドイッチ付きのチケットや、イベントへのご招待、

先行予約にも色々と特典をご用意してみました。

 

ご支援いただけたら嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

NEXTWEEKEND代表

村上萌

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