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シンプルでも存在感あり!大人が持ちたい上品レザーバッグ

  • 2023.2.6

コロンとした形が目を引くこのバッグは、レザーバッグブランド「D.A.61 LEATHER WORKS」のアイテムです。実は、サックスプレーヤーでもある職人さんが手縫いで作り上げているもの。美しいシルエットや革の豊かな表情に惹きつけられ、大切に使い続けたくなるバッグをご紹介します。

サックスプレーヤーが心を込めて作る、ほかにはない革バッグ

普段使いはもちろん、ちょっとおめかししたいシーンにも持ちたくなるようなミニサイズのバッグを数多く展開している「D.A.61 LEATHER WORKS(ディー.エー.シックスティワン レザーワークス)」。そのバッグを作っているのは、普段サックスの演奏会や講師を行っている安田将人さんです。
安田さんが革製品を作り始めたのは、2011年のこと。長く使い続けてほころんでしまったレザーバッグを、自分で再現してみようと挑戦したことがきっかけでした。

糸をほどいて型を取り、何とか作り上げると、元のバッグを譲ってくれたお祖母様との思い出が蘇ると共に、革やそれを縫う楽しさに魅せられたそう。まずは自分のものを、次第に家族や友人に、そしてハンドメイドサイトで販売…と歩みを進めて今に至ります。

現在は基本的に注文を受けてから、一つひとつ細部にまで気を配り、丁寧に手縫いして制作。デザインのどこかに独自のアイデアを込めているというアイテムは、一見シンプルでも、実用的かつ美しいシルエットで、ほかにはない個性が光ります。

曲線の美しさを感じる。楕円のミニボストン「sarah」

ミニサイズのボストンバッグ「sarah」。ベーシックですが、細長い楕円の形やすっと立ち上がる持ち手の曲線が上品です。控えめなブランドロゴやファスナーの引き手のレザータブなどにも、こだわりが感じられます。
長財布やポーチ、手帳を入れても余裕があり、これひとつで身軽に出かけられる大きさ。内ポケット付きでスマートフォンなどの小物を仕分けられるのも便利です。
実はこちら、安田さんが初めて自分以外の人、奥様のために作ったバッグなのだそう。そんなエピソードにも心惹かれます。

sarah
29,800円(税込)

月を思わせる丸いシルエット。ハンドバッグ「holly」

丸みのある形がなんとも印象的なミニバッグ「holly」。「月のような丸いバッグ」を作ろうと、満月を眺めたり、ジャズの名曲『Moon River』を聴いたりしてイメージを膨らませ、何度もフリーハンドで曲線を描いて型を完成させたという一品です。
たしかに月を思わせるシルエットで、ブラック・ネイビーのカラー展開はどちらも夜空の色に重なります。とくにネイビーは「holly blues」と名付けられていることもあり、眺めているとどこからか音楽が聞えてくる心地がしそう。
ボタンまで本体と同じ革でくるまれた柔らかな質感のバッグは、フォーマルシーンや和装にも合わせられます。

holly/holly blues
各15,800円(税込)

しなやかさがある縦長のフォルム。少し大きめのバッグ「lyn」

hollyを台形型にし、縦長に伸ばしたような「lyn」。下に向かって緩やかに膨らむフォルムや、たわんで陰影が生まれる形がしなやか。
スリムに見えますが、長財布やポーチのほか、500mlペットボトルも十分入るうれしいサイズ。ちょっと荷物が多めの方にもおすすめのバッグです。

lyn
19,800円(税込)

革のキズやシミが一期一会の個性。キャメルカラーの一点物

素材の革も厳選している安田さん。手がよく触れる小物はスレを起こしにくい種類にするなど、用途に合わせて革を選んでいます。
ご紹介してきたバッグには、使い込むほどに柔らかさや艶が増していく植物タンニン鞣しの革を採用。さらに、上でご紹介したhollyと写真のショルダーバッグ「rita」には、一風変わった革を使ったキャメルカラーの「avoid note ver.」もあります。

それは、一般的な革製品では使用が避けられ廃棄されてしまう、キズやシミがある部分もそのまま活かしたもの。独特の模様やムラなど、その他のアイテム以上に豊かな個性がある表情を見せてくれます。
同じ形が繰り返し作られていますが、どれもふたつとない一点物です。自然なままの革の表情を楽しみたい方は、ぜひ手にしてみてはいかがでしょうか。

holly/rita
(avoid note ver.)
各15,800円(税込)

心惹かれる革アイテムをぜひ手元に

オンラインショップにはスタイリッシュな八角形や六角形のバッグや使いやすいポーチなどもあり、オーダーメイドや修理の相談も受け付けています。
サイトのコラムやInstagram(@d.a.61_leatherworks)では、革制作や音楽に対する安田さんの想いに触れられ、一層その魅力に引き込まれます。ぜひチェックして、心にとまったアイテムを手にしてみてはいかがでしょうか。

writer / ゆりか photo / D.A.61 LEATHER WORKS

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