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かえって乾燥しやすいかも! エステティシャンが教える「冬のNGスキンケア」

  • 2023.2.5

冬は気温や湿度が低下することで、肌の乾燥を感じやすくなりますよね。季節的なことだけでなく、“間違ったケアの仕方”によって乾燥や肌トラブルを悪化させている可能性も。そこで今回は、冬にやりがちな「NGスキンケア」について、エステティシャンの筆者がご紹介します。

熱すぎるお湯での洗顔・入浴

洗顔や入浴、手洗いや家事など、冬場はお湯を使う機会がぐっと増えます。特に真冬の時期は、お湯の温度を高く設定する人も多いのではないでしょうか。

寒いときにお湯に触れると温かくて気持ちいいですが、お肌にとってはダメージになる可能性大。温度が高すぎるお湯に触れるとお肌の皮脂や保湿成分が流れやすくなり、乾燥や肌トラブルを招くことも考えられます。

お湯は40度以下が理想

お肌の乾燥を加速させないためには、お湯の温度を40度以下にするのがおすすめです。洗顔や手を洗うとき、家事をするときは40度以下のお湯を使いましょう。

入浴時、40度以下で寒く感じる場合は、高くても42度にとどめておくのがベター。熱いお湯で一気に体を温めるのではなく、適温で体の芯からゆっくり温めるのがいいでしょう。

お湯を使った後は必ずスキンケアを

お湯を使った後は、保湿ケアがマストです。お肌にうるおいを与え、乾燥させないように心がけてください。乾燥したまま放置すると、カサつきやかゆみ、皮めくれ、シワなどの肌トラブルにもつながりやすくなります。

スキンケアを適当に済ませるのはNG

化粧水を肌に付けると冷たいし、いくつも保湿アイテムを使うのは面倒くさい…といった理由で、スキンケアを適当で済ませていませんか?

肌の保湿は水分と油分のバランスが大事!

気温の低下や空気の乾燥だけではなく、お湯の使用や摩擦などでもお肌の乾燥は加速すると考えられます。

お肌のコンディションを保つためには、水分と油分のバランスが肝心です。常にオールインワンアイテムだけで済ませるなど、スキンケアを適当に済ませてしまうと水分や油分のバランスが偏りがちに。スキンケアは丁寧に行い、水分と油分をしっかりと補うことが大切です。

保湿=クリームではない!

保湿=クリーム(油分)と思っている人も多いのではないでしょうか。確かにクリームを塗ると保湿力が高まりますが、クリームの一番の目的は、化粧水や美容液などで与えたうるおいを肌にとどまらせること。

たとえば、手の乾燥がひどい場合は化粧水をなじませてからハンドクリームを重ねてみてください。顔の乾燥を感じる場合は化粧水をたっぷりとなじませてから油分を足すのがおすすめです。

シートマスクなどのスペシャルケアをしたあとに乳液やクリームを重ねたり、体の場合はボディローションなどを塗ったあとにボディクリームを重ねたりすることで、より保湿効果が高まるでしょう。

毛穴の皮脂づまりや黒ずみを触るのはNG

鼻やあご周りは皮脂の分泌が多いゾーン。毛穴に詰まった皮脂や黒い角栓が気になって触ったり、無理に押し出したくなる人もいるでしょう。

しかし、皮膚を強く圧迫して押し出すことや、無理に取ろうとするのは避けてください。肌トラブルや毛穴悩みを繰り返すことになりかねません。

皮脂づまりや黒ずみの原因は乾燥かも

毛穴の皮脂づまりや角栓解消のために、クレンジングや洗顔を意識する人は多いと思います。

洗顔も大切ですが、お肌の乾燥によって皮脂分泌が盛んになり、停滞しやすくなっている可能性もあります。毛穴汚れが気になるときは、以下の方法を参考にしてみてください。

1.クレンジング、洗顔で汚れを落とす
2.化粧水を数回に分けてたっぷり浸透させる
3.シートマスクで美容成分を補う
4.乳液、クリームで水分を逃がさないようにする

続けることでお肌にうるおいが満ちてくれば、皮脂づまりや角栓も自然に排出されやすくなるはずです。

正しいケアで冬の乾燥に負けない肌へ

いかがでしたか? 無意識のうちにしていたことや良かれと思ってしていたことが、「実は肌にとってNGだった」ものもあったのではないでしょうか。ぜひ乾燥対策の参考にしてみてくださいね。

©sasaki106/PIXTA(ピクスタ)
©TORWAISTUDIO/Prostock-studio/shutterstock

文/寒川あゆみ

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