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すればするほどうまくなる?「片づけ筋」の鍛え方【毎日が変わる片づけのワザ(107)】

  • 2023.2.5
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整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。

すればするほどうまくなる?「片づけ筋」の鍛え方

わたしは片づけをするときに、その一度の長さよりも回数の多さを大切にしています。片づけはすればするほどうまくなると感じているからです。具体的には、1時間がっつりあちこちを片づけるより、10分くらいで「引き出し1つ」とか「棚1段」だけ片づけることを、ほぼ毎日続けています。その理由は…

こまめに片づける

前回の片づけからの時間が短いので、今回の片づけまでにそのモノを使ったかどうかを確認しやすい

使わないモノが明確になる

捨てる判断がしやすくなる

ということかなと思います。これを繰り返していくうちに「片づけ筋」が鍛えられていくような気がします。そして、わたしにとって片づけることは、それを捨てる捨てない関係なく、そのモノと「目を合わせる」ような作業だと感じています。

例えるなら、職場で同僚とすれ違って、「おつかれさまです、久しぶりだね~」とあいさつしあうようなイメージ。その人のことを「思い出し」、そして、「この人と今度ゆっくりご飯にでも行きたい!」のか、「あいさつだけで終わり」なのかなどを確認することに似ています。

モノとも、人との関係のように「これからも続けていきたい」のか、「疎遠になっているだけで、大切」なのか「そろそろお別れの関係」なのかを確認していきます。

わたしがこんな風に感じるようになったのは、新型コロナウイルスの影響で職場がリモートワーク中心の働き方になり、直接会うのは1年どころか2年ぶり、という人もいるような状況になったからかもしれません。あまりに間があいてしまうと、この人とはどういう距離感だったかな…と思い出すことが難しいことがあります。ほぼ毎日会っていたからこそ、この人とは距離が近いと感じていたのだなぁ、と思うことも。

逆に、それこそ3年くらい会っていなくても、まるで昨日まで一緒にいたかのように違和感なく話せる、まったく距離が変わらない大切な友人もいます。

こんな風に、モノにも自分との距離感がそれぞれあると思っています。片づけを頻度高く繰り返すことで、その距離の変化に敏感になり、片づければ片づけるほど上達していく。スポーツなどのように、毎回の片づけも「練習」だと考えると、回数を繰り返すことでうまくなっていくからです。

たとえば、前回の片づけのときには捨てられなかったものも、次に片づけるときには、「あれ、これはもう使っていないな」とか「もう、手放してもいいな」と判断ができることがあります。そんなときは、「自分の片づけの判断レベルが変わったんだな」と感じます。

そして、「前回捨てられなかったこれを捨てられるようになった自分」は、とてもささやかな変化かもしれないけれど、前回の片づけのときとは確実に変わった自分。「片づけの腕が上がった自分、いいね!」と思える、ただただうれしい時間になっています。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>

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