実母の言葉で傷ついた…「ミルク育児でもいい」と思っていたママの思い

皆さんは母乳へのこだわりはありましたか？母乳のメリットはたくさんあります。しかし、必ずしも母乳でなければならないという理由はありませんよね。また、母乳やミルクの考え方は世代によっても異なります。今回ご紹介する作品は乃ノ森のん(@nonomori_non)さんの育児漫画です。母乳が出にくいことで悩む乃ノ森のんさんの姿に共感する人もいるでしょう。『母乳をあげられなかった母ちゃんの話』です。どうぞご覧ください。

陥没乳頭で感じた「授乳の壁」

これは乃ノ森のんさんは長男、そうくんを出産したころのエピソードです。ようやくかわいいわが子に巡り合えた乃ノ森のんさんは同室指導がスタートします。

しかし、いきなり授乳の壁にぶつかります。陥没乳頭という、授乳しにくい乳頭だったのです。息子・そうくんはうまくおっぱいを飲むことができません…。

母乳でも完ミでも、大事なことはわが子の健康だと気づく

吸いにくいおっぱいより、哺乳瓶での授乳に慣れてしまったそうくんに乃ノ森のんさんはがっかりした様子です。自分のおっぱいを拒絶する姿はやはりつらいですよね。

助産師さんに母乳で育てるこだわりを聞かれて、子どもが育ってくれれば完ミでもよいと思っていることに気が付いた乃ノ森のんさん。やはり大事なことは子どもが健康に育ってくれることですよね。完母でも完ミでもわが子への愛情には何の変わりはありません。

助産師さんからの励ましもあり、完ミで育てていくことに前向きに考えらえるようになったようです。やはり、母親の負担が少なく育児を楽しめることが一番ですよね。

約1か月の里帰り。そこで新たな問題が…

退院のあと、里帰りをした乃ノ森のんさんですが、そこでまたちょっとしたトラブルに遭遇します。それは母乳のことになると、プレッシャーをかけてくるということでした。

ほぼ完ミで育て行こうと決意した矢先、実母に母乳の大切さや努力不足と指摘をされるのはつらい体験でしたでしょう。実母も経験として語っているだけで、乃ノ森のんさんを追い詰めるつもりはないのでしょうが、産後授乳で苦労した乃ノ森のんさんには一言一言は深く刺さってしまうでしょう。

「母乳育児でもミルク育児でもいい」という考えが、世代を超えて広まるとよいですよね。

著者：ゆずプー