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「電撃●●」したカップルが、ハッピーな未来を切りひらいた理由

  • 2015.11.19
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知りあってすぐにお付きあいをスタートさせたり、結婚するカップルは、イタリアではそれほどめずらしくありません。

© Giorgio Magini - Fotolia.com

電撃入籍でまわりを驚かせた知人夫婦がいます。ふたりの話を聞いたとき「愛があればなんとかなる。ヤボなこといいなさんな」とご主人はニヤリとしていました。彼らの情熱的なところを少しうらやましく思ったものです。

今回は、出会ってすぐにお付きあいをはじめたり、結婚してうまくいっている「電撃カップル」が、どのようにハッピーな未来を切りひらいていったかをお伝えします。

1.自分を飾らずにいられる相手との出会い

電車でたまたま隣同士だった男性と意気投合し、半月後には結婚した知人女性がいます

「相手をよく知る前なのに、すごい決断だね」といったところ「長く一緒にいてもわかりあえないカップルもいれば、短い時間でも相手のすべてを理解できるカップルもいる。私たちは後者だったみたいね」と笑っていました。

行き先が同じだったため現地で会う約束をし、会えばずっとおしゃべり。彼女のホテルの部屋で徹夜で話したときも、お互いまったくつかれを感じなかったそうです。

特別なことはしていないと語る彼女ですが、「汚い話だけど、昨日どんな便が出たかということまでしゃべって、後から友だちにあきれられた。どんなことでも話したのがうまくいったコツかも」といいます。

言葉をにごしたり話をごまかしたりせず、いつでも気楽にコミュニケーションを取れる相手はそうそう見つからないもの。お互いに「この人だ!」と直感がはたらいたのもうなずけます。

2.週末はお互いの実家に顔をだす

知りあって初めての週末に、ふたりはお互いの実家に行き「来週、この人と結婚します」と伝えたそう。反対はされなかったものの、家族に心配をかけたことが心に引っかかっていたのだとか。

その後、ふたりは週末には必ず、お互いの実家へ顔をだすようにしました。ふたりで昼食の支たくを手伝ったりするうちに、少しずつお互いの家族になじんでいったといいます。彼女の母親と彼がうちとけるのが早く、自分の息子のように接してくれたのはうれしかったそう。

結婚は当人同士の問題とはいえ、お互いの家族が関わってくるのは避けられないもの。知りあってから間もない電撃婚は、事前の根まわしができないぶん、後のフォローが重要になります。家族と一緒に楽しい時間を過ごすことが、フォローにつながるポイントといえそうです。

3.生活習慣のちがいを早めにすりあわせる

料理がニガテで、昼食と夕食はほぼ外食だったふたり。家事や生活習慣で、とくにトラブルはありませんでしたが、食生活だけはふたりのリズムをつくるのが大変だったといいます。

「一緒に住む前から知っていたけど、お互いに好みがちがっていたから、お店のチョイスに苦労したよ」と語る彼。テイクアウトで簡単にすませることも多かったそうです。

しかし、結婚半年後に彼が食物アレルギーを起こしたことを機に、外食中心の生活をやめることにしたそう。お互いの実家で料理を教わったことが役にたち、いまではパスタの麺も自分たちでつくるほどに上達しました。

「それぞれが好き勝手に買ってきたものを食べる習慣が続いていたら、わたしたちの関係性もちがうものになっていたかも。早めに食生活のすりあわせができてよかった」と、以前の生活を振りかえっていました。

一緒に暮らしはじめると、生活習慣のちがいからトラブルになるケースも出てきます。後から問題になりそうなポイントは早めに話しあうことが、お互いに気持ちよくいられるコツといえるでしょう。

4.自信がつき、仕事にもいい影響が

相手と知りあう前と現在の自分を比べたとき、ふたりは「前より強くなった」ように感じるそうです。「電撃結婚でも幸せをつかめる。困難がありそうでもなんとかなる。そう思うことで、自分に自信がついた」と語る彼は、待遇のいい会社に転職したときに、とくにそれを実感したとか。

一方彼女は、仕事でミスがあっても落ちついて対処できるようになり、まわりから頼りにされることも増えてきました。以前はミスにカリカリすることが多く、自己嫌悪におちいって、何度も転職を考えたという彼女。いまはそれがなくなり、上司からの評価もアップ。友人たちからも「前よりイキイキしているね」とほめられることが多くなったそうです。

一気に状況が変わるジェットコースター型恋愛。「熱しやすく冷めやすい」パターンにおちいることもあるため、注意が必要です。「この人がそばにいてくれれば、後のことはなんとかなる」という安心感をつかめるかどうかが、成功のカギといえそう。お互いのブラッシュアップにもつながれば、未来の見通しも明るくなるというものですよね。

恋愛のスタイルやスピードは人それぞれ。少しずつ進めないと失敗する…ということはありません。相手の内面をどれだけわかりあえているかを確かめたら、迷わずに先へ進んでみるのもいいかもしれません。「結果は後からついてくる」と信じて、思いきってやってみるのも幸せをつかむコツといえるでしょう。

(金丸 標)

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