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「正社員になれなかったら別れる」マザコン彼が母親の警告に従ってとんでもない行動に

  • 2023.2.5

「30歳、時短勤務、バツイチ」と、結婚相手としては悪条件である私に、結婚前提の交際を申し込む男性が現れました。彼は私と同じ会社の他部署で働いている男性で、私より5歳以上も年下。ちょっと変わり者の彼でしたが、付き合ってみるとやさしくて、私たちの交際は1年以上続きました。しかし、結婚直前になって彼のマザコンが露呈し、私たちの関係は一気に変わってしまったのです。

少し変わり者の彼から、結婚前提で交際の申し込みが…

当時30歳の私は、時短勤務でバツイチ。結婚相手としては悪条件な私に「結婚前提で付き合ってほしい」と言う男性が現れました。彼は同じ職場の他部署で働く男性で、私より5歳以上年下。彼は挙動や性格が一風変わっていましたが、30代でバツイチともなればほかに相手もいない気がして、私は彼とお付き合いすることにしたのです。

付き合って半年後には両家のあいさつを済ませて同棲を開始。彼はテンションが子どもっぽく、すぐ泣いたり急に踊り出したり、変な動きをしたりして、挙動不審なところが。「変な人だなぁ」とは思いましたが、やさしい人でもあったので、安心して付き合っていました。

彼の行動については「感情表現が豊かなんだ」と前向きに捉えていたのです。

交際1年。結婚目前で彼が転職を2回も繰り返し…

交際から1年が経ち、「そろそろ入籍の日取りを決めなきゃ」と考えていたときです。体調を崩し、人間関係もうまくいっていなかった彼が職場を退職しました。そのため、彼の再就職先が決まって落ち着いたタイミングを見計らって入籍することで話はまとまったのですが、いざ転職したらなんと試用期間で彼はクビになったのです!

その後、彼が無事に再々就職したので、業務に慣れて落ち着くまでは入籍を待つつもりでいたところ、彼から「またクビになるかもしれない……」と、まさかの発言。

「変わり者なところがうまくいかないのかな? 2回も立て続けに会社をクビになるなんて、めったにないことだと思うけど……」なんて思っていると、突然、彼の母親が私たちの間にしゃしゃり出てきたのです。

ちょっと変わり者の彼はマザコンだった!

彼の母親は、彼が2回続けてクビになりかけ職を失いそうな状況を見て、「あーちゃん(私)が1年以内に正社員にならなければ別れなさい」と彼に言ってきたとのこと。すると、彼は母親の意見をそのまま鵜呑みにして「あーちゃん(私)が1年以内に正社員になれなかったら別れる」と私に告げてきたのです!

薄々感じていましたが、彼はマザコンで、母親は子離れできない息子溺愛ママ。彼がお給料に見合わない車をローンで買ったら母親は「家にお金は入れなくていいから」と甘やかしたり、私たちは何も不満はなかったのに、私と彼が同棲している部屋に対して母親が「古い賃貸だから」と言って勝手に引っ越しの話を進めたりすることもありました。

そして、彼の母親は私たちが別れるよう仕向けたあと、断りもなく、私たちの住む部屋の解約手続きを進めようとしていました。

私の味方をしてくれず母親の言いなりになる彼

彼も彼で、すべて母親の言いなりです。母親に「別れろ」と言われたら何も反論せず私にそれを伝えてくるだけ。たまらず彼に「きちんと自分で考えて別れたいって言ってるの?」と問い詰めたのですが、「お母さんが言うから」と彼の母親ファーストの姿勢は崩れず、私の味方などまったくしてくれませんでした。

そのうち、「クビになりかけて無職になろうとしている彼が、なぜ私に正社員になれって言ってくるの? そんなこと言える立場なの?」「今までずっと生活費は折半してきたのに、何が問題なの?」と、私の中で彼への不満や悲しみがふつふつと湧き出てきました。別れる宣告とともに彼は一度実家に帰ったのですが、後日、彼は母親と共に荷物を取りにきました。その姿を見て「なぜ母親と一緒にくるんだ……?」と引いてしまった私は、彼との別れを決意。

その日はそのまま彼と母親が荷物を持って実家に帰るのを見送り、そのあと、メールで彼と最後の話し合いをしました。「もうムリ。全然私のことを守ってくれないし。別れる」と私がキッパリ別れを告げると、

彼からは何事もなかったように「付き合って成長することができた。今までありがとうございました」とだけ返事がきてお別れしました。

彼と別れたとき、私は32歳になっていました。私と別れたあとも彼は仕事がうまくいかず、ずっと転職を繰り返していたそうです。私と別れてから彼は誰とも付き合っていないと、共通の知人から聞きました。

私は現在、フルタイムに勤務形態が変わり、大好きと思える男性に出会って結婚することができました。32歳でひとり身になるには覚悟が必要でしたが、彼と母親の関係を思うと先が思いやられ、あのときの選択は間違っていなかったと思っています。

文/伊藤あーちゃんさん

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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