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生理開始から○日後! 本当に痩せたい人のための「ホルモン周期ダイエット」

  • 2015.11.18
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アラサーになってくると日常的な運動習慣でもない限り、ダイエットで思うような結果が得られない人も少なくないと思います。

そんな人たちに多くみられるのが「よし、今日からダイエット!」と思いつきで始めてしまうパターン。 でも、女性の身体はそんな思いつきには、なかなかついてきてくれません。

そこで今回は、自らも40㎏以上の減量に成功し、ダイエット指導の実績ではタレントのクライアントも持つ筆者が、ホルモンの周期からダイエットをひも解いていきたいと思います。

 

■そもそも「ホルモン周期」って何だっけ?

女性のダイエットにおいて、大きく分けて“2つのホルモンの周期”を把握し上手く活用する必要があります。 まず1つ目は、いわずと知れた“女性ホルモン”。 女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。

このホルモンの分泌サイクルによって月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の4つがあり、一般的に25日から38日周期で繰り返されます。

 

■ダイエットするなら「生理開始から3日目」に

(1)月経期

生理が始まるとプロゲステロンの分泌量が低下し、エストロゲンの分泌量が増え始めます。とはいえ、生理前半はまだプロゲステロンの方が優勢なため、精神的にも不安定で脂肪を減らすのは難しい時期です。

しかも血行が悪くなり体温も低下気味な時期なので、減量よりも体を温めて血行の維持に努めましょう。

 

(2)卵胞期

月経期間にもよりますが、生理が始まって3日~5日目頃からはエストロゲンの分泌が増え、精神的にも安定してくるため食欲のコントロールもしやすくなります。また、代謝も活発になるので生理周期の中でも最も脂肪を落としやすい時期だと言っていいでしょう。

食事は野菜やキノコ類、海藻類から食べ、次に汁物、そしてタンパク質、そして最後に炭水化物といった順番をきっちり守って食べましょう。また、都心部に住んでいるのであればひと駅歩いてみたり、3階までなら階段を利用してみるのもいいでしょう。

食事や運動をしっかりコントロールして、この期間だけは少し自分に厳しくしてみてください。

 

(3)黄体期

排卵日を境にプロゲステロンが増加します。プロゲステロンは妊娠に備えて水分や脂肪を蓄えようとさせるのでむくみやすく、脂肪も付きやすくなります。

ここでイライラしても何の解決にもなりません。「そういう時期なんだ!」と割り切って、“ビタミンC”を多く含み、抗ストレス作用のある新鮮な生野菜や果物、腸内環境を整え“ビタミンB群”を腸内で発生させる発酵食品や食物繊維を食事に取り入れましょう。

無理な食事制限をしてPMS(月経前症候群)で異常な食欲に支配されないよう、心地よい程度に体を動かしストレスをためないよう心掛けましょう。

 

■おデブ時間は「21時~早朝4時」

次に、もう1つのホルモン、脂肪蓄積の司令塔でもある“B-MAL1(ビーマルワン)”にも注目してみましょう。 B-MAL1とは食べたもののエネルギーを脂肪として貯蓄しようとするホルモンです。

B-MAL1の分泌は14時が最も少なく、深夜2時にピークを迎え、また減少していきます。ですから、B-MAL1の多い時間帯21時~早朝4時に食事をとることは出来るだけ避け、エネルギーが吸収されないよう可能な限り昼食は遅めに、夕食は早めに済ませることもダイエット大きなポイントと言えるでしょう。

 

いかがでしたか? 何事もやみくもにやるのではなく、最適なやり方を知ることが大切ですよね。ダイエットも、身体に働きかけるホルモンのことを知ることで効率的にダイエットをすることができますよ!

【著者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ Andresr / shutterstock

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