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ご褒美は逗子のヴィーガンアイスクリーム

  • 2023.2.3
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ある冬の寒い日。1歳半の末娘は、外が寒くても、家のなかで遊んでいるより、お散歩に出かける気配を両親が見せると、うれしそうにする。自ら玄関に行って、靴を履かせて上着を着せてと、せがんでくる。けれど、姉の方は…。以前は妹とおなじ感じだったのに、4歳ともなると言うことが一丁前になって、散歩に行こうと誘っても、「さむいからいやだー」とにべも無く断られる。

このやりとりの最中、玄関にいる妹は、なかなか出かけられないことに対してぐずりだし、一気に家のなかがカオスと化していくのが、ここ最近の流れ。姉を外出に誘い出す手段はいろいろあるなかで、食べ物で釣るのはあまりよくないとわかりつつも、一番手っ取り早いのが「お菓子を持っていって、海で食べよう!」という誘い。「えー、いくー」と返ってくる。

CREMA HOPの店内で。年末にくじ引きのイベントがあり、その商品だったぬいぐるみと。娘ははずれくじを引いたけれど、グミをもらってうれしそうだった。

ダブルをカップで注文。上は娘が選んだ季節限定フレーバーのストロベリーとピスタチオ。下はわたしが選んだ、ちょっと大人味のチョコミント。

その日はさらに夫が留守で、わたし一人で姉妹の面倒をみていたので、とにかく物事がスムーズに進んでほしかった。というわけで、お菓子で釣るどころか、特別なときにしか行かないことにしているアイスクリーム屋さんに、海で遊んだ後に行こうと提案した。その食いつきの良いこと!私自身もその店のアイスクリームは大好きなのだけれど、まだ小さい子どもたちの手前上、そんなに頻繁に行けないのが悩み。だから、自分にとってもいいアイディアだった。

海でたくさん遊んだので、妹はベビーカーで爆睡中。というわけで、この日のCREMA HOP訪問は姉とわたしの憩いの時間に(夫はフルマラソンの大会に参加中!)

この日は特に寒かったのか、他に遊んでいる子どもはほとんどおらず…、貸切状態の海岸。でも空気は澄んでいて、富士山も見えてきれいだった。

そのアイスクリーム屋さんはCREMA HOP、クレマホップといい、逗子銀座商店街にある。赤いサッシが目を引く可愛らしい佇まいだ。一番の特徴は、ヴィーガンのアイスクリームがあること。定番フレーバーでは、例えばチャイラテやシチリアレモンソルベなどが、有機豆乳とアーモンドと有機メープルシロップが材料に使われている。毎月変わる限定フレーバーにもヴィーガンのものが登場する。

夏に娘の友だちと訪れたとき。店頭にその月の限定フレーバーの看板が出ているので、通りかかるたびに、子どもたちは釘付けになる。

さらには、ヴィーガンでないアイスクリームにも、ブラウンシュガーが使われている。普段の生活で、常に素材にこだわって食べ物を口にしているわけではないし、コンビニの手頃で楽しいアイスクリームも買う。けれど、子どもと一緒に楽しむご褒美スイーツとしては、クレマホップのアイスクリームは、いろいろな面においてベストな選択肢になる。親子で過ごすことの多い週末、暮らす街に、こんな店があってよかったなと思うのだった。

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