1. トップ
  2. レシピ
  3. 駅舎をリノベーション♪のどかなエキナカ・カフェ「まる吉」

駅舎をリノベーション♪のどかなエキナカ・カフェ「まる吉」

  • 2015.11.18
  • 2316 views

岡山県久米郡美咲町「柵原(やなはら)ふれあい鉱山公園」の敷地内にある「和ハーブcafeまる吉」は、土曜・日曜と祝日のみオープンする“エキナカ・カフェ”。ノスタルジックな空気に包まれて、カラダにやさしい「和ハーブ」を使った料理やドリンクを楽しめます。

お目当てのカフェは、駅のなか!

国道374号を津山方面へ。高下交差点を曲がり、約4キロ走ったところに「柵原ふれあい鉱山公園」はあります。この公園は“東洋一の硫化鉄鉱山”として栄えた「柵原鉱山」の歴史を伝える貴重な施設。敷地内には「鉱山資料館」と「片上鉄道」の廃線跡があり、駅舎・車両・線路が展示保存されています。

公園入り口の「旧・吉ヶ原(きちがはら)駅」駅舎からプラットフォームに沿って歩いていくと、レトロな外観のかわいらしいカフェが見えてきます。

和ハーブ料理をメインとした“三つの顔”をもつカフェです

引き戸を開けると、オーナーの森岡直子さんが気さくに迎えてくれます。店内には日本家具や懐かしい学校机が配され、棚やカウンターには和ハーブの入った保存瓶がならびます。

こちらのお店は、和ハーブ料理をメインに“三つの顔”があります。ひとつめは「和ハーブ料理専門店」(第1土曜・第3・4土・日曜・祝日)。ふたつめは地元・ふれあい会のみなさんによる「昔懐かしいカレーのお店」(第1日曜)。そして、3つめが森岡さんのご主人による「手づくりみたらし団子のお店」(第2土曜・日曜)です。

お店のオープンは2012年。「公園を訪れたときに休憩してもらえる場所を」と、森岡さんが駅舎の駅員宿舎跡につくられていた建屋を引き継ぎ、手づくりでカフェにリノベーションしました。店名は「吉ヶ原駅」の「吉」から名付けられています。「美咲町と鉱山資料館あっての私たち、多くの人に訪れてほしい」という森岡さんの願いから、複数のスタイルを楽しめるカフェになりました。

ブレンドで香りを楽しむ、和ハーブ料理の魅力

日本古来より暮らしに用いられてきた「和ハーブ」。サンショウやシソのような和食の薬味でおなじみのものが代表的ですが、野菜・薬草・ずっと嗅いでいて心地いい匂いをもつ和ハーブがまだまだたくさんあります。種類をブレンドすることでクセがやわらぎ、新しい香りを楽しめるのだそう。「苦手だったシソを、当店で食べられるようになった方もいらっしゃいますよ」とオーナーの森岡さん。

おすすめは「和ハーブガパオ風ご飯」(1200円)。ピリ辛豚肉とライスを、とろんと半熟の目玉焼と混ぜあわせていただきます。ヤブニッケイ・ゲットウ・イブキジャコウソウなどの和ハーブをブレンドしたスパイシーな香味は食欲をそそり、豚肉との相性も抜群。より旨みも引き立ちます。サラダとスープと一緒にどうぞ。

食後は和ハーブドリンクがおすすめです。疲労回復効果があるとされる「赤シソジュース」(500円)、「クロモジ香る高知産ショウガのホットジンジャー」(500円)は体のなかから癒してくれます。

丸いライトのディーゼルカーがコトコト走ります

毎月一日日曜日は、「片上鉄道保存会の展示運転」が行われています。丸いライトのかわいいディーゼルカーが、公園内をコトコト走ります。“乗客役”として「一日会員」になって乗車もできるので、まるでタイムスリップしたような感覚を味わえますよ。

昭和のよき時代を味わえる「柵原ふれあい鉱山公園」で、おいしい和ハーブ料理を味わいながら、ゆっくりと流れる時間と懐かしい風景を満喫してみませんか。

の記事をもっとみる