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和と洋のあわいをゆく漆黒の器、船木智仁展。

  • 2023.2.1

富山県を拠点に活動する木工作家、船木智仁の個展がギャラリー・エスケーパーズで開催される。木地に直接黒漆を塗り、乾く前に砥粉を蒔く、蒔地漆という技法を用いることで生まれる独特の色味やざらりとしたマットな質感、そして彫刻のようなフォルムを特徴とする彼の作品は、「陰陽」がコンセプト。グラスや器をメインに取り揃える今回は、コンセプト通り料理を引き立てる「陰=かげ」にも、また空間を印象的に彩る「陽=ひかり」ともなる品々が並ぶ。

作品は販売もされ、プレートで¥11,000〜、グラスで¥9,000〜。その他オブジェやキャンドルベース、お香立てなども登場する予定。

作品の中に共存する「対極」の要素は、陰と陽にとどまらず、見た目から感じられる重厚かつクールなたたずまいに反して、持った時の軽やかさや温もりにも通じる。その魅力的なアンビバレンスを、ぜひ実際に手にとって体感してみたい。

船木智仁展「陰陽」会期:2/10(金)〜2/19(日)会場:ギャラリー・エスケーパーズ(渋谷区神宮前5-3-3)tel:080-4009-2002営)13:00〜19:00(平日)、11:00〜18:00(土日祝日)休)火曜、水曜

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