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「おぼこい」とはどんな意味?西日本で使われる「おぼこい」という表現は褒め言葉??

  • 2023.2.1

「おぼこい」という言葉は、「おぼこい仔猫」「おぼこい赤ちゃん」といった使い方をしますが、実は関西の方言のひとつだったりします。 そのため、全国的には通じない事もあるので、褒め言葉とし使われているのか分からない言葉となっています。

そこでここでは、「おぼこい」の意味やその由来についてを解説します!

おぼこいとは?

 

「おぼこい」とは、子どもっぽいことや幼稚さ、そして初々しさや未熟さを表現する際に用いる言葉です。 小さな生き物や愛らしい存在に対して、褒め言葉として用いられます。

どこで使われる言葉?

「おぼこい」は、関西地方で使われる方言です。 現地では、「初々しい」や「あどけない」といったニュアンスで使われます。

おぼこいの使い方

「おぼこい」は、相手の外見をはじめ言動や仕草、考え方などを指して「幼い」「可愛い」と表現したい場面で用います。 『おぼこくてかわいいな~」は、純粋で可愛らしい事をあらわしています。 「おぼこい服装をしている」は、若々しく感じられる服装をしているということになります。 「年齢の割におぼこい」は、年齢よりも若く幼く見えるという事になります。

おぼこいには漢字がある?

 

「おぼこい」を漢字表記する際は、「未通女い」や「童女い」といった漢字が当てられます。

漢字は後からあてられた当て字

「未通女」と「童女」自体もそれぞれ「おぼこ」と読みます。 しかし、「未通女い」や「童女い」といった漢字表記は当て字とされることから、基本的には「おぼこい」とひらがな表記される言葉となります。

おぼこいの由来

 

「おぼこい」という言葉は、どのようにして生まれた言葉なのかを見ていきましょう。

出世魚由来説

成長と共に名前の変わる出世魚。 その一種である「ボラ」の名前が「おぼこい」の由来とする説があります。

ボラは、卵から孵化すると「オボコ」「イナッコ」「スバシリ」「イナ」「ボラ」「トド」と成長に従って呼び名が変わります。 幼魚であるオボコから、「おぼこい」が来たとされています。

産子(うぶこ)由来説

生まれたての赤ちゃんを指す「産子(うぶこ)」が由来だとする説もあります。 一部の地域では「おぼこい」と同様の意味で「うぶこい」という言葉も使われています。

女性にしか使わない?

 

幼くかわいらしい存在に向けて使われる「おぼこい」ですが、現在では大人の女性などに使う場合もあります

おぼこい≒かわいい

子供や女性、動物だけでなく大人の男性にも使われるように変化してきた「おぼこい」。 現代では幅広い対象に用いるようになったことから、「かわいい」と同義と認識しても差し支えない語句となっています。

まとめ

幼い・あどけない・かわいらしいといった意味合いの「おぼこい」。 褒め言葉として用いられますが、関西を中心に用いられる方言なので全国的に通じる表現ではありません。

本来は未熟さや幼稚さに対する愛らしさという意味合いで用いられるのですが、現在ではかわいいに近しい意味合いで用いられています。

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