【甲佐町】緑川の自然と共にある「やな場」を訪ねて-2023冬

冬季営業／2022年12月1日～ 甲佐町やな場

今から約400年前、加藤清正の作った東屋を当時の肥後藩主の細川忠利(ただとし)によって整備されたという「甲佐町のやな場」。本来、夏の風物詩で甲佐町の名物でもある鮎を捕る簗漁（やなりょう）を行う場所ですが、現在では茅葺き屋根の情緒ある古民家で鮎料理を楽しむことができるお食事処となっています。 本来ならば鮎の旬である夏から秋にかけて楽しむ「やな場」。現在通年営業中ということで、鮎を堪能することはできませんが、冬のやな場へ行ってみました。

あ、どうも僕です。

昔のお殿様達も好んで訪れた名所へいざゆかん。

熊本市内から車で約40分のちょうどいいドライブ

やってきました

「甲佐町 やな場」

甲佐の中心地を通り過ぎて甲佐神社を目指すとすぐに分かると思います。

大きな看板が目印です。

駐車場にも大きな看板

雨、風、川の流れる音に身をゆだねるひと時

重厚な高級感のある入口。「鮎料理」と書いてあります。早速入ってみましょう。

玄関にはやな場グッズが売っていました。かわいい鮎のイラストです。

玄関のある母屋を奥に抜けると…

「やな」が目の前に！水の流れる音と藁ぶき屋根の建物群は、一気に江戸時代へタイムスリップしたかのような風景です。本来は鮎が旬の夏の時期にしか営業されていなかったのですが、今期から通年営業をされていて冬のやな場も楽しめるようになりました。

では夏のやな場もご覧にいれましょう。

竹もまだ青く夏なのに涼しげな雰囲気。やっぱり夏のやな場もよいですね。

では、冬のやな場で味わえるのは…

席に着くと…

目の前にやな場。反対を向くと…

川です。ということは、やな場から流れ出た水が川となり、建物の下を流れていますよ。 現在の建築基準では無理っぽい造りですね。夏の時期でもほんと涼しいですよ。

コチラが冬季・昼のメニュー

やな場御膳（竹）2400円とやな場御膳（簗）2600円です

今回はやな場御膳（竹）の天草産鯛のあら煮をいただきます。

テーブルの敷紙にも鮎が描いてありますね。

はい来ました！どうですか豪華ですね！小鉢いっぱいで見た目ですでにおいしそう！

メインの天草産鯛のあら煮です。照りってりでおいしそうですね。

同じく天草産の鯛の刺身もあります。

小鉢が8皿とお刺身が1皿！野菜などの素材は地元甲佐産や熊本県産のものを使っているそうです。

ではやな場の水の音をBGMにいただきます！

これ気になりますよね！「ごま豆腐の豆乳仕立て」ですよ。めっちゃおいしい！

大根ちゃん！柔らかく炊けていますよ。ゆず味噌あう～！

あら煮も食べてみます。染みうま！ごはんが進みます！

つみれ汁もありますよ！

お刺身もいただきましょうね！ 品数多すぎて紹介しきれません！

今なら、アルコールやソフトドリンクなど1ドリンクがサービスで付きます！うれしい！ 僕はコーラにしました。瓶コーラってところがいいですYONE!

そしてここで豆知識。あら煮を食べた後のお楽しみ。こちら「鯛の鯛」です。このままでは分かりにくいですが、この骨を分解すると魚の形になるんですね。真ん中の穴が目になります。知ってました？詳しくはググってください（笑）

ちなみに、こちらがもう一つの「やな場御膳（簗）」のあか牛の牛カツです。レアな感じが美味しそうですね。1日限定10食です。

夜も楽しめます!

昼もよいですが夜もおすすめですよ！夜はこちら「猪鍋」が楽しめます。2人前3800円 なかなかイノシシ肉などのジビエ料理なんて食べられませんし。鮎とは逆に良質な脂ののった冬の時期が旬ですからね。

ちょっとのドライブでおいしい空気と風情ある景色と、さらにおいしい料理が味わえますよ。

冬の「甲佐町やな場」ぜひ！

キュレーター紹介「僕」

県内の行列のできる店を調査する「行列調査兵団」の一人。兵団と名乗るも団員は一人。得意分野はラーメン。口癖は「逆にやばくね！？」である。

リビング熊本スタッフ／僕

甲佐やな場 住／熊本県上益城郡甲佐町豊内19-1 営／冬季営業中 昼営業 11:30〜16:00 (Lo 15:00) 夜営業 17:00〜21:00（Lo20:00） ※夜営業に関しては2日前までの予約制です。 休／火曜、水曜 096-234-0125 Instagram ＠yanaba.kosa