マイケル・ジャクソンの伝記映画、マイケル役の決定に息子プリンスが感激のコメント

マイケル・ジャクソンの伝記映画『マイケル』で主演を務める俳優が決定した。

マイケル・ジャクソンの伝記映画『マイケル』の主演は？

ここ数年、俳優やシンガーの伝記映画がブームとなっており、これまでクイーンのフレディ・マーキュリーやエルトン・ジョン、エルヴィス・プレスリー、アレサ・フランクリンなどの伝記映画が作られてきた。そんななか以前から話題になっていたのは、2009年6月25日に亡くなったキング・オブ・ポップの異名を持つマイケル・ジャクソンの伝記映画。

マイケルの伝記映画『マイケル』は、映画『イコライザー』シリーズでメガホンを取ったアントワーン・フークアが監督を、『ボヘミアン・ラプソディ』や『ジャージー・ボーイズ』などで知られるグレアム・キングがプロデューサーを務める。

そんな『マイケル』でマイケル役を演じるのは、なんとマイケルの甥であるジャファー・ジャクソン（Jaafar Jackson）。ジャファーは、マイケルの兄でソングライター、プロデューサー、ジャクソン5のメンバーであるジャーメイン・ジャクソンの子ども。

ジャファーがマイケル役を演じることは、マイケルの子どもであるプリンス・ジャクソンも喜んでおり、自身のインスタグラムに「私のいとこ、ジャファー・ジャクソンが、GKフィルムズが制作し、アントワーン・フークアが監督を務める伝記映画で私の父を演じることになりました！正直、これ以上嬉しいことはありませんし、誇りに思います。彼は一生懸命働いているし、きっと素晴らしい仕事をしてくれると思います。彼はそのままでも父そっくりです。みんなが見たことのない、そして見るに値する父の姿を世界に見せるために、私たちはベストを尽くすと確信しています。私の家族のファンやサポーターの皆さん、いつも応援と愛をありがとうございます。私たちは、父でありジャファーの叔父が信じられないような人間であったことを知っており、GKフィルムズの全員が父の物語を大きなスクリーンに映し出すことに専念し、興奮しています。このプロジェクトは私にとって非常に大きなことで、家族と一緒にこの旅に出ることができ、本当に嬉しく思っています。ジャアファー・ジャクソン、あなたは素晴らしい仕事をすると思うし、また私は君を誇りに思うし、これ以上ないほど幸せです」とコメント。

さらにマイケルの母親であるキャサリン・ジャクソンも「ジャファーは私の息子を体現してくれています。彼がエンターテイナーとパフォーマーというジャクソンのレガシーを受け継ぐのを見るのはとても素晴らしいことです」とVarietyに語った。

マイケル・ジャクソン役を探すために世界中でキャスティング

やはりマイケル役を探すのは困難を極めたようで、プロデューサーのグレアムのチームは世界中でキャスティングを行なったそう。

その中から選ばれたジャファー。グレアムは「私は2年以上前にジャファーに会い、彼がマイケルの精神と個性を有機的に擬人化する方法に圧倒されました」と語ると、「それはとてもパワフルなもので、世界中を探しても、この役を引き受けるのは彼しかいないということが明らかだったのです。彼が叔父を演じるために参加してくれたことに、私はこの上なく感激しています。そして、マイケル・ジャクソンとして大画面に登場する彼を、世界中の人々が見るのが待ちきれません」とジャファーを抜擢した理由を明かした。

ちなみに『マイケル』は、MJ財団の共同遺言執行者であるジョン・ブランカ及びジョン・マクレーンの協力のもと制作される。マイケルと言えば、輝かしいキャリアがある一方で、未成年の少年たちへの性的虐待疑惑が長く囁かれている。マイケルのキャリアにおける大きな出来事ではあるが、財団は疑惑を完全否定しているため、映画のなかで暗の部分がどれほど描かれるかという点でも議論を呼んでいる。（フロントロウ編集部）