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京都・アカデミックな雰囲気が漂うベーカリーカフェ「進々堂 京大北門前」でパリ気分を♪

  • 2023.1.30

自由の気風で知られる京都大学。その学生街にたたずむレンガ造りのレトロカフェが「進々堂 京大北門前」です。学生や教授が出入りするアカデミックな空間は、小説『夜は短し歩けよ乙女』に登場したことで、聖地めぐりに訪れるファンの姿も。静かな落ち着いたカフェで、ゆるりと時を過ごしてみませんか。

京都・アカデミックな雰囲気が漂うベーカリーカフェ「進々堂 京大北門前」でパリ気分を♪
京都・アカデミックな雰囲気が漂うベーカリーカフェ「進々堂 京大北門前」でパリ気分を♪
広大な京大キャンパスに囲まれたカフェ
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店のある一角はパリの街角のよう

「進々堂 京大北門前」へは、京都駅からバスで約30分の百万遍で下車、徒歩すぐのところにあります。風格あるレンガ造りの建物に掛けられた「進々堂」のレリーフが目印です。カフェの創業は今から約90年前の昭和の始め。当時、このフランス風のハイカラな店の出現に、町の人は驚いたといいます。

カフェ空間は「京大第二の図書館」の趣
京都・アカデミックな雰囲気が漂うベーカリーカフェ「進々堂 京大北門前」でパリ気分を♪
晴れた日には、奥のテラス席でティータイムを

カフェの創業は、パン作りを学ぶためにフランスへ渡った続木斉氏によります。「日本の将来を担う京大の学生たちに、西洋を身近に感じて欲しかったのだと思います。パリで見た学生と教授がカフェで議論する風景を、ここに再現したかったのでしょう。」と続木氏のひ孫にあたる川口聡さん。

京都・アカデミックな雰囲気が漂うベーカリーカフェ「進々堂 京大北門前」でパリ気分を♪
本棚の上にはウィリアム・ワーズワースの詩「虹」の額

店内でひときわ存在感を放つのが、人間国宝で、漆芸・木工作家の黒田辰秋氏が手掛けた一枚板のテーブルと椅子です。「200年は持ちます」との黒田氏の言葉通り、90年以上たった今もここに来る人を迎え続けています。

学生街のカフェならではのパンメニュー
京都・アカデミックな雰囲気が漂うベーカリーカフェ「進々堂 京大北門前」でパリ気分を♪
ポテトサラダとコーヒー付の「カレーパンセット」850円

オーダーは席に座る前に済ませます。メニューに「学割」料金が記されていることからも、学生を応援しているお店の姿勢が伝わってくるようです。

「カレーパンセット」は、パンをカレーに付けると片手で食べれるので、勉強の傍ら食事をする学生の姿もちらほら。また、コーヒーにミルクが入れられて出てくるのも、勉強や議論に夢中になって、冷めたコーヒーでミルクが溶けにくくならないようにとの気遣いからだそう。

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「フルーツサンド」800円~と、クリームソーダ800円

甘いものが食べたくなったときには、フルーツサンドをぜひ。こちらも読書しながらつまめるメニュー。セピア色の空間できらめくクリームソーダの鮮やかな緑も素敵です。

店内はBGMの流れていない静かな空間。お気に入りの本を片手にゆったりと過ごせそうですね。また、お店の近くにある知恩寺では毎月15日に手作り市が開かれます。お気に入りのものを手に入れたら、その帰りにふらりと立ち寄ってみませんか。

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