レトロな世田谷線に揺られて。紅茶専門店で焼きたてのクレープを一緒に♪世田谷松原「ティーメゾンココット」

世田谷区の北部に位置する松原の「ティーメゾンココット」は、老舗洋菓子店の跡地に2021年にオープンした紅茶専門店。スリランカ産の紅茶をメインに、焼きたてのクレープやスイーツを一緒に楽しむことができます。のんびりと世田谷線に揺られて、お気に入りの紅茶を見つけに訪れてみませんか。

地元松原で親しまれている紅茶専門店

東急世田谷線・松原駅から徒歩4分。線路沿いを豪徳寺方面に歩き、一歩路地を入った先の大通り沿いに「TEA MAISON KoKoTTe（ティーメゾンココット）」があります。お店は約30年間地元松原で親しまれてきた老舗洋食店「マルメゾン」が惜しまれながらも閉店した後、2021年10月にオープン。

存在感のあるコンクリート造の建物は、1階が紅茶専門店、2階は次世代を担うパティシエたちが起業に向けての準備の場として利用するシェアキッチン「MAL Fledge」になっています。

豊富な種類の紅茶「アムシュティー」

店内の中央の棚には、スリランカ産の紅茶をメインとした「アムシュティー」の紅茶がずらりと並んでいます。その数は定番からフルーツ、お花の香りを贅沢にブレンドしたフレーバーティーなど30～40種類と豊富。これらの紅茶は併設しているカフェスペースで味わうことができますよ。

カフェスペースは、テーブル席やソファ席を合わせて20席ほどあり、ガラス張りの入り口からは明るい光が差し込みます。友人や大切な方など少人数で利用できるのはもちろんのこと、1人でも過ごしやすい温かみのある空間が広がっています。

渋みや苦みが少なく何杯でも飲める紅茶

「アムシュティー」は、2003年に設立された紅茶ブランド。紅茶に含まれる渋み成分タンニンが比較的少なく、特にメインで取り扱うセイロンティーはまろやかな口当たり。日本人の口に合うように飲みやすい茶葉を厳選しており、何杯でも飲むことができます。

店内ではスタッフがチョイスしたフレーバーを少しずつ楽しめるサービス「トップアップティー」（飲み放題）を選ぶと、保温性が高い大きなアラジンポットで提供してくれます。カップには3分の1ほど注がれ、飲み終わるころに新しいフレーバーが。好きな分だけ飲むことができるので、ぜひお気に入りの紅茶を見つけてみて。

素材にこだわった焼きたてのクレープ

「ティーメゾンココット」の看板メニューは、素材にこだわったクレープ。一番人気の「発酵バター×シュガー」は、北海道産小麦ドルチェとフランス産の発酵バターを贅沢に使用した生地に、さらに発酵バターを塗り広げ、鹿児島産の洗双糖をまぶして提供されます。

注文を受けてから焼き上げるクレープ生地はアツアツで香ばしい風味が漂います。とろりと溶けた芳醇な香りのバターとほんのり甘い洗双糖がよく合い、クレープ本来の味わいを存分に堪能することができますよ。

冬季限定のスペシャルなクレープ

いちごのショートケーキをイメージした「クレープ・オ・フレーズ」は、2月末までの冬季限定メニュー。バニラビーンズたっぷりの温かいアングレーズソースの上には、ストロベリーペーストを入れたマスカルポーネクリームとフレッシュな国産いちごを包んだクレープがのっています。

ナイフでカットしたら、ふわっとした食感のクレープ生地からピンク色のクリームがたっぷり。まろやかな舌触りのアングレーズソースとフルーティーなクレープは全体的に優しい味わいです。ピンクペッパーの香りと食感をアクセントに、紅茶と一緒に召し上がれ。

紅茶の味をしっかり抽出した自家製プディング

クレープ以外に店内で手作りしているプリンも人気。「ミルクティープディング」は、スリランカで最古といわれる茶園「ルールコンドラ」で採れた茶葉を使用した紅茶専門店ならではのこだわりのプリン。紅茶独特の深みのあるコクと優しい甘さのバランスが◎。とろ～りなめらかでとろけるような口当たりがたまりません。

ミルクとの相性が良いので、合わせる紅茶はミルクティーがおすすめ。ティーリストの中で「ルールコンドラ」が選べるので、ぜひオーダーしてみて。

テイクアウトできるスイーツ

自家製プディングをはじめ、2階のシェアキッチン「MAL Fledge」でパティシエが作る焼き菓子がショーケースに並ぶことも。クレープもテイクアウトすることができます。数量限定スイーツもあるのでぜひチェックしてみて。

紅茶好きなら一度は訪れてみたい「ティーメゾンココット」。こだわりのスイーツと一緒に、本格的な紅茶の味わいを堪能してみてくださいね。