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【京都ツウ】テレビ番組『プレバト!!』千原ジュニア氏が詠んだ『三条大橋』の俳句を検証☆

  • 2023.1.30

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は1月26日放映テレビ番組『プレバト!!』で、地元お笑い芸人・千原ジュニアさんが詠んだ三条大橋にまつわる俳句を検証し、めぐってみました。

プレバト!!俳句・千原ジュニアさんの詠んだ三条大橋の一句

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先日たまたま観ていた人気テレビ番組『プレバト!!』。その中でも人気の俳句コーナーで、各都道府県を代表する観光地写真に添える俳句を出演者が詠み競い、優勝すると公認観光ポスターとして街に張り出される「47都道府県ふるさと戦」という企画。

その中で、京都府編で優勝したのが地元出身の千原ジュニアさんが詠んだ句。京都を代表する観光地として三条大橋の写真が今回のテーマで、その優勝作品がこちら。

初蝶の止る擬宝珠の刀傷

『初蝶』はその年に初めて見る蝶のことを指し、春の季語。『擬宝珠(ぎぼし)』とは、伝統的な建築物の装飾で橋や神社、寺院の階段、廻縁の高欄(手すり、欄干)の柱の上に設けられている飾りのこと。『擬宝珠の刀傷』は幕末の池田屋事件で新選組のつけた刀傷が今も擬宝珠に残り、その刀傷に初蝶が止まった、という春うららかな内容の一句。

地元民としては、あの往来激しい三条大橋に蝶々がやってきて、擬宝珠に止まるかなぁ~と、ちょっといじわるな見方をしてしまうのですが(笑)改めて、三条大橋をぶらりめぐってみました。

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そして、こちら。
現在の三条大橋の様子。物々しくも、橋にはフェンスがかかっています。

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現在三条大橋は、大掛かりな修復工事中のため欄干は令和6年3月まで補修工事予定とのこと。

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その南側。歩道は工事のため、一部車道を通行するようになっています。

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すでに、真新しい木製の高欄が設置されていましたが、肝心の擬宝珠は取り外されています(汗)工事終了後に擬宝珠はもとの位置に戻される予定とのこと。ちなみに材質となる伐採木は鞍馬山の檜を使用。

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そして、三条大橋西南詰。江戸時代に出版された『東海道中膝栗毛』の舞台にもなり、主役である弥次郎兵衛と喜多八の像があります。東海道五十三次の発着場であり、春にはしだれ桜も咲き、画になります。像の側にある撫で石を撫でると縁起がいいとも言われていますが、この時周辺では工事用機材が置かれ、賑やかな雰囲気。今春のしだれ桜はもしかしたらこんな背景ですかね。

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そして、橋の北側歩道。こちらは通常どおりの通行ができます。彼方には大文字山が見え雪化粧。

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そして、これが刀傷。

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南北の擬宝珠に刀傷は存在し、南側の方が顕著に確認(工事前の画像)できますが。北側にも一部見えます。

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「暴れ川」と称され、幾度も橋を流すような水害をもたらした鴨川。それにともない橋も何度か架け替えられたそうですが、豊臣秀吉の時代には石柱橋になり、さらに「三条河原」と呼ばれ処刑や処刑後の晒し首が行われた場所でもあり、京都の歴史を語る上では重要な場所でもあり。

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現在の欄干は昭和49年(1974年)に更新されたもので、すでに40年超経過。今更ですが、よくよく橋の欄干を見ると、歴史を重ねかなり年季が入りささくれ立ち、修復必至の状況だったことがわかります。

もしかしたら、今年の春は俳句どおりに初蝶が舞うにはせわしない雰囲気の三条大橋ですが、恐らく工事が終わったあたりには、京都府公認ポスターもお披露目されるのかなぁと楽しみにしています。

詳細情報

名称:三条大橋
場所:京都市東山区大橋町
電話:075‐222‐3561
詳細サイト:https://www.city.kyoto.lg.jp/kensetu/page/0000242802.html

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