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1年のうち、1日だけ頑張ればいい。日々の台所仕事を楽に美味しくしてくれる、冬の味噌作り【日登美のタベコト in Berlin・40】

  • 2023.1.28
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ベルリン在住で6人の子どものお母さん。モデルとして活躍する傍ら「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに、オンライン講座とウェブサイトを主催している日登美さんによる、「食」からはじまるエッセイです。

実は楽!? 海外での味噌作り

出来た味噌は瓶に入れて保存しています。

冬といえば味噌作りの季節でもありますね。みなさん味噌作ってますか? 私はドイツに来てからもずっと味噌を作っています。 海外だとお味噌も高いし、美味しいものも簡単に買えない。必要に迫られて、というのが実は何かを始めるきっかけとしてはいい気がします。誰にも影響されず、無理せず、やらねばならないことをやるだけ、という、至ってシンプルな動機こそが台所には必要なのです。

1日頑張れば1年分!を合言葉に、今年も楽しく味噌を作ろう!

しかもね、味噌作りってハードル高そうに見えるけど、実は豆を茹でて、麹と塩と混ぜて瓶に詰めて待つだけなんだから! それで1年分の美味しい味噌が格安で、しかも材料だって厳選して作れちゃうんだから、これはやるしかないでしょ?

結局なんでも手に入りにくいので、これまた必要に迫られて私は麹も作っていますが、そこは無理しなくていいから買えたら買っちゃいましょう。作りたくなったら作ってみてください。それはそれで楽しいです。とにかく何事も無理なく、できる範囲でやるのが一番。実のところ味噌だって無理なら買えばいいんですよ。だけどその時はどうぞ質の良いものを選んでくださいね。ちゃんと発酵させている添加物のないものを! それが台所を楽にするポイントなんです。

きゅうりと味噌はご馳走!と胸を張って言いたいと思います(笑)
必要に迫られてつくれるようなった麹。

本物の調味料さえあれば、料理は簡単なものでとっても美味しくなって、他に色々なくても満足できちゃう。きゅうりは切っただけでも、味噌汁だって具にこだわらなくたって格別に美味しくなっちゃう。調味料が要なんです。

というわけで、味噌作りは1日だけ頑張って豆を茹でたり潰したりするのだけれど、あとは開封を待つのみなんだから、何気に3度の食事を作る日々の食卓より楽勝ですわよ奥様。しかも栄養素も酵素もたっぷりの生味噌。かなりヘルシーです。 日々の台所で楽をする。そのための投資として、冬の1日を味噌作りに当ててみる。これが私流の手抜きのススメなのです。

味噌汁のある食卓っていいなぁ。という素朴な想いで紡ぐ味噌ある暮らしinベルリン。
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