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しっとり、ふんわり、サクサク…焼菓子の魅力が詰まった、商店街の小さなお店「ひだまり菓子店」

  • 2015.11.17
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昔ながらの商店街の一角に店を構える1軒の小さなお菓子屋さん。街並みに溶け込んだそのお店の扉を開けると、アンティークな木製のショーケースの中にかわいい焼き菓子が並んでいます。懐かしい包装紙に包まれたレモンケーキなど、丁寧に作られた存在感あふれる焼き菓子ばかりです。

小さな空間に、味のある家具やインテリアが並んでいます

JR片町線、大阪市営地下鉄今里筋線「鴫野駅」から徒歩3分、八百屋や肉屋などが軒を連ねる「しぎのひがし商店街」に店を構える「ひだまり菓子店」。昔のパン屋さんが使っていたというガラスのショーケースに手作りの焼き菓子が並んでいて、タルトやクッキー、スコーンなどどれもおいしそうな焼き色です。店内のデザインは、もともと建築の仕事をしていたという店主の中道さんが自分で考えオーダーしたもの。アンティークの家具に合わせ、木の温もりが感じられる空間となっています。

季節の食材を取り入れた、香りや食感を大切にした焼き菓子

ひとりですべてのお菓子を作っているという中道さん。スコーンやタルトなど定番の商品がならんでいますが、どれも自分がおいしいと思った味を追求し研究を重ねて作り上げた、ほかにはない味です。スコーンの表面はざっくりとしていますが、中はしっとりもっちりとした食感に。タルトも生地をしっかり焼き上げ風味豊かです。その時々の季節の食材を使った焼き菓子も用意し、秋から冬はリンゴや栗を使ったタルトやカップケーキが登場します。

友達の家に来たようにゆったりとお茶を楽しむことも

店内にはテーブルと椅子が4席ほどあり、焼き菓子と一緒にお茶を楽しむことができます。クロテッドクリームをたっぷり添えたスコーンは、あたたかい紅茶やコーヒーと一緒にどうぞ。窓からのやさしい日差しが入り込む店内は、ひなたぼっこしているような気分になれる空間です。

レトロでかわいい「レモンケーキ」にひと目惚れ♪

お店では土曜日限定でレモンケーキが登場します。レモンケーキとは昭和40年代ごろに人気を集めた、レモンの形をしたパウンドケーキのようなお菓子。中道さんはこのレモンケーキが大好きだったので、作り方を自分なりに研究し、黄色いホワイトチョコのコーティングの下に酸味の利いたレモン風味のアイシングを塗り、キリッと締まった酸味をアクセントにした味に仕上げました。生地も砂糖の代わりにはちみつを使っているのでしっとり。包装紙もレトロなデザインのものを選び、昔ながらのレモンケーキを彷彿とさせます。

手作りならではの温もりにあふれています

マスキングテープでデコレーションした手作りのラッピングもセンスたっぷり。贈り物にしても喜ばれそうです。食感や素材のよさを感じられる焼き菓子は、じんわりとおいしさが伝わってきて幸せな気分にさせてくれますよ。

家事で忙しい中でも自分の好きなお菓子作りをしたいと、ひとりでもできる小さなお店を開いた中道さん。誰もが気軽に立ち寄っていく、商店街に溶け込んだお店となっています。

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