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アートと技術の可能性が集う映像祭

  • 2023.1.28

Yebisu International Festival 2023

アートと技術の可能性が集う映像祭

Yebisu International Festival 2023
Top Photo:牧原依里・雫境(DAKEI)《LISTEN リッスン》2016年 配給:アップリンク ©deafbirdproduction 2016Top Photo:エンネ・ビアマン《私の子供》1931年 東京都写真美術館蔵

映像とアートの国際フェスティバル「恵比寿映像祭2023 “テクノロジー?”」が、東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連携各所他で2月3日(金)から19日(日)まで開催される。

梅沢英樹+佐藤浩一《Echoes from Clouds》 2021年
ジョナス・メカス《アンディ・ウォーホルの授賞式》 1964年 東京都写真美術館蔵
《See me in Depth》2019年 ©ECAL/Gohan Keller

2009年の第1回開催以来、年に1度恵比寿の地で、展示、上映、ライブパフォーマンス、トークセッションなどを複合的に行ってきた「恵比寿映像祭」。

映像という言葉を限定的に用いるのではなく、映像をめぐるさまざまな選択肢に目を向け、多様化する映像表現と映像受容の在り方を改めて問い直してきた。

10年以上の歳月と共に社会状況が変化する中、芸術と映像が人にもたらすオルタナティブな価値観の生成を促し、存続させていくためのプラットフォームとして継続的に発信を続けている。

荒木悠 《仮面の正体(海賊盤)》 2023年 [参考図版]©2022 Yu Araki
葉山嶺 《Hollow-Hare-Wallaby》 2023年 [参考図版]© 2022 Rei Hayama
金仁淑 《Eye to Eye》2023年 [参考図版]© 2022 Kim Insook

今回の「恵比寿映像祭2023」では、「テクノロジー?」というテーマを通して、多種多様な映像表現の実践を検証。

アートと技術がどのような関係の中で表現を生み出してきたかを時代ごとに考察することで、テクノロジーにあふれた現代を考えるヒントを探る。

今年度から実施する新たな事業「コミッション・プロジェクト」では、審査により選出された荒木悠、葉山嶺、金仁淑、大木裕之の新作をお披露目。
4名の作家たちの活動の蓄積をもとに、それぞれの視点で今問うべき映像表現が提示される。

実験工房 オートスライド《試験飛行家W・S氏の眼の冒険》1953/1986年 個人蔵
エメット・ゴーウィン《ソルトン海の縁、カリフォルニア州》1990年東京都写真美術館蔵
築地仁〈写真像〉より 1984年 東京都写真美術館蔵
山沢栄子《物体》〈私の現代〉より 1986年東京都写真美術館蔵
エンネ・ビアマン《私の子供》1931年東京都写真美術館蔵
細倉真弓 《digitalis#10》〈digitalis〉より 2021年©Mayumi Hosokura,courtesy of Takuro Someya Contemporary Art

さらに今回のテーマに紐づいた展示では、戦後日本美術の新たな時代を切り開いた実験工房によるスライドと音声テープがシンクロして映写されるオートスライドの実験から、中国出身のマルチメディアアーティスト Lu Yangまで、時代ごとのさまざまな技術に可能性を見出した作家たちの作品が並ぶ。

その他、恵比寿近隣の地域で活躍するアートの担い手と総合テーマを共有した地域連携プログラムや前回から開始された多様なニーズに対応する教育普及プログラム、星占いガイダンスなども開催される。

井口奈己《犬猫(8mm)》2000 年©ナミノリプロ
牧原依里・雫境(DAKEI)《LISTEN リッスン》2016年 配給:アップリンク©deafbirdproduction 2016
牧原依里《田中家》2021年©deafbirdproduction 2021

社会の変化の中で多様化する映像表現の在り方。
新たな試みと共に作品を巡り、1つではない答えを探して。



TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM
03-3280-0099



【Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions 2023, ‟Technology?”】
DATE:2月3日(金)~19日(日)
※月曜休館
※コミッション・プロジェクト展示は3月26日(日)まで
TIME:10:00am~8:00pm
※最終日は6:00pmまで
※2月21日(火)~3月26日(日)のコミッション・プロジェクト展示は6:00pmまで(木曜、金曜は8:00pmまで)
※入館は閉館の30分前まで
PLACE:東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連携各所他
ADMISSION FREE
※一部のプログラムは有料
WEBSITE:www.yebizo.com
※オンラインによる日時指定予約推奨
※展覧会等の詳細や最新情報は映像祭のウェブサイトをご確認ください。

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