中学生女子の怖い世界。SNSがきっかけで娘が「仲間外れ」にされた話

多感な年ごろの中学生。友達関係も小学生のころとは少し違って、友人から陰湿な形で傷つけられることもあるかもしれません。もし、わが子が同級生から傷つけられることがあったら、親としてどうすれば良いのでしょうか。そんな、中学生の娘を持つ母親の目線で描いた、つきママ(@tsukimama34)さんの漫画『中学生女子の仲間外れ』をダイジェストでご紹介します。

SNSでのやり取りが騒動の発端に

つきママさんの長女は中学生。母親から見て順調そうに見えていた友人関係ですが、ある日突然トラブルに巻き込まれてしまいます。

つきママさんが仕事から帰ると、娘から今度の日曜日に友達とネコカフェに行ってもいいかと相談されます。

娘のうれしそうな様子を見てつきママさんは快く承諾し、喜ぶ長女は早速友達にスマホで返信。しかしこのやり取りから、娘の友人関係トラブルが始まってしまうのです…。

娘の友達に一抹の不安が…

つきママさんがネコカフェに誰と行くのかを確認すると、A子ちゃん・B子ちゃん・C子ちゃんの3人と一緒に行くとのこと。

A子ちゃんたちは小学校からの仲良し3人組で、中学では同じクラスになったC子ちゃんと仲良くしていた娘。ネコカフェにはA子ちゃんがC子ちゃんを誘った際に近くにいたことから、誘われたようです。

娘は小学低学年のときにA子ちゃんに嫌な思いをさせられていました。その後もさまざまなうわさのあるA子ちゃん。A子ちゃんと一緒にいくことに、つきママさんは不安を覚えました。

ネコカフェに行く2日前、スケジュールを知らされていない娘は、A子ちゃんから時間などの詳細はSNSで伝えると言われますが…。

前日になって突然仲間外れに

前日になってもA子ちゃんからの連絡はなく、娘の方から聞いてみることにしました。

するとその日の夕方、娘はポロポロと涙を流しながら、A子ちゃんからのメッセージで「ネコカフェにはやっぱり3人で行きたい」と断られたことをつきママさんに伝えるのでした。

ネコカフェに行くことを楽しみにしていた娘にとっては、非常にショックを受ける連絡でした。そもそもついでとは言え、誘ってきたのはA子ちゃんのほうなのに…。つきママさんも胸が締め付けられる思いだったのではないでしょうか。

中学生になってからの仲間外れは、小学生のころのものとは少しニュアンスが変わってくるようにも見えます。一見優しい言葉をかけているようでも深く傷つけるものだったり、仲良くしていると見せかけて1人をのけものにしていたりすることも。

そんな友人関係にわが子には巻き込まれてほしくないと思うのが親心ですが、トラブルはいつ起きるかわかりません。いざというとき、つきママさんのようにわが子からきちんと相談してもらえる親子関係を作っておきたいものですね。

著者：ママリ編集部