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「全部読めたらスゴい…!」魚へんの難読漢字7選

  • 2023.2.15

私たちの食生活において欠かせない存在である「魚」。大好きだから毎日食べている…なんて方もいらっしゃると思います。種類が豊富だから、飽きる心配もないですよね。

さて今回は、そんな多種多様な「魚」に関する難読漢字7選をご紹介。みなさんは、はたしてどれぐらい読むことができるでしょうか?

1.「鰖」

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「魚」「左」「月」が組み合わさっているように見える「鰖」。しかし、もちろんその読み方は「さかなひだりつき」ではないですよ。そもそも、そんな名前の「魚」はいないですよね…。

読み仮名は3文字です。そして、とてもおいしい「魚」なんですよ。もしかしたら、食べたことのある方もいらっしゃるかもしれませんね。

気になる読み方は「たかべ」でした!

「なんだか人の苗字みたい…」と思われたかもしれませんね。ちなみに、この「魚」は「地方により幼魚を「しゃか」と呼ぶ」そうですよ(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。

2.「魳鰆」

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「魳」と「鰆」という「魚」に関する難読漢字が2つ組み合わさっています。「片方は読めるのに、もう片方が読めない…」と、悔しい思いをされている方もいらっしゃるかもしれませんね。

それぞれの読み仮名は3文字のため、全体の合計は6文字です。「か○○さ○○」と読みますよ。

気になる読み方は「かますさわら」でした!

ちなみに「魳(かます)」は「カマス科」ですが、この「魚」は「鰆(さわら)」と同様に「サバ科」に属しています。また、「沖鰆(おきさわら)」という異名があるそうですよ(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。

3.「鮸」

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「免許(めんきょ)」などの言葉で目にする機会も多い「免」に「魚偏」がついた「鮸」。実は、この漢字にも「めん」という読み方があります。また「べん」とも読みますよ。

「それでは、難読漢字にならないのでは…?」と不思議に思われたかもしれません。しかし、もう1つ別の読み方があるんです!

気になるその読み方は「にべ」。こちらは、初見ではまず当てられなかったと思います。

この「魚」は「旬は冬で、刺身・塩焼き・かまぼこの材料とする」のだそう(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。もしかしたら、知らない間に口にしていた可能性もありますね。

4.「鯁」

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「鯁」の右側は、「更新(こうしん)」や「更に」などの言葉で使われる「更」ですよね。そこから推測し、この漢字の読み方を「こう」とお考えになった方は大正解!

ほかに「きょう」とも読みますが、もう1つ別の読み方があります。「禾」や「芒」が別表記ですが、いかがでしょう…?

気になるその読み方は「のぎ」でした!

「そんな名前の魚、いたかなぁ…?」と不思議に思った方もいらっしゃると思います。しかし、実は「鯁」は「のどに刺さる小さい魚の骨」のことなんですよ(出典:『デジタル大辞泉』小学館)。

5.「鯧」

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はじめにヒントをお伝えすると、「鯧」は別の漢字で書くことができます。それが、こちらの「真魚鰹」です。

そう!読み仮名は5文字で「○○がつお」になります。「鰹」は食卓に上がることも多い「魚」である「かつお」を表す漢字のため、読めた方も多いのではないでしょうか。

さて、気になるその読み方は「まながつお」になります。

しかし「鰹」が「サバ科」であることに対し、「鯧」は「マナガツオ科」です。見た目も似ておらずまぁるくて、「魚」では「翻車魚(まんぼう)」に似ています。

6.「鰰」

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ひと目見て「え、魚の神!?」と、びっくりされた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、残念ながら違います。実は「カミナリウオ」という地方名があり、「産地の秋田地方の呼び名で、漁期の冬に雷がよく鳴るのでこの名がある」(出典:『日本大百科全書』小学館)。かみはかみでも「雷」のことなんですよ。

気になるその読み方は「はたはた」でした!

ちなみに、別表記は「鱩」「雷魚」「燭魚」です。身だけでなく、卵塊である「ぶりこ」もおいしそうですよ(出典:『デジタル大辞泉』小学館)。

7.「魬」

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「魬」を構成している「反」から推測し、この漢字の読み方を「はん」とお考えになった方はとても鋭い!文句なしに正解で、「ばん」と読むこともできます。

しかし、ほかにもう1つ読み方がありますよ。「鰤(ぶり)」の幼魚である…と、お伝えしたら、なんと読むのかわかるのではないでしょうか?

そう!気になるもう1つの読み方は「はまち」でした。

なお「魬(はまち)」には異名があります。それは…「はりまち」です。「はまち」と読むのに慣れてしまうと、なんだかちょっと変な気がする異名ですよね。