「すぐマネしたい！」やせ見えする“黒スキニー”の着こなし方って？《スタイリストが解説》

2023.3.23

パーソナルスタイリストの高橋愛です。

もしかしたら誰しも持っているのでは…と思ってしまうくらい人気の定番アイテムといえば、そう“黒スキニー”です。

ボトムスに困ったとき、必ず登場する頼りになる定番パンツ。ですが、そのピタッとしたシルエットがゆえに体型が気になって「ちょっとはけないかも…」なんて声も多くなってきます。

定番だからこそ、年々着こなしにアップデートが必要なんです！今回は黒スキニーが今っぽくあか抜けてその上“やせ見え”する着こなし方をご紹介していきますよ。

【やせ見え黒スキニーコーデ】今回使ったアイテムはこちら！

まずは今回のスタイリングに使ったトップスとアウターをご紹介！驚かないでくださいね…実は全てプチプラアイテムのみなんです！

（左）
・ウォッシャブルミラノリブVネックカーディガン 3,990円（ユニクロ）
・コットンストライプシャツ（長袖） 2,990円（ユニクロ）

（真ん中）
・ロングジレセットアップ可能 5,990円（ユニクロ）
・太番手ボートネック長袖Ｔシャツ 2,990円（無印良品）

（右）
・オーバーサイズテーラードジャケット 4,990円（GU）
・UVカットジャージークルーネックカーディガン（長袖） 1,990円（ユニクロ）

さらに今回コーデで着用している黒スキニーも無印良品のアイテム。かなりはきやすくて、私のスタイリングにたびたび登場するエース級のヘビロテ名品。

ユニクロ、無印良品、GU…どのブランドも、毎年その進化具合に驚かされてます！

【やせ見え黒スキニー正解コーデ①】細い部分だけ見せましょ！黒スキニー×ロングジレ

黒スキニーをはいたとき、大人世代が一番気になるのが“お腹”や“お尻まわり”。ここは絶対にしっかり隠したい！という方が多いはず。

そんな大人の隠したいを解決してくれるのが、ロングジレ。「隠してますよ〜」とあからさまなカバーではなく、あくまで「自然に」カバーしてくれるんです。ロングジレ、かなり頼れます。

とにかくすっきり見せたいときは、ブラック多めのコーディネートがおすすめ。全体的に締まって見えるのでシュッとした印象の黒スキニーコーデになりますよ。

1つ注意してほしいのは、くれぐれも真っ黒にはしないでくださいね。写真のようにトップスにボーダーTを取り入れて、抜け感を作ることをお忘れなく！

〈使用アイテム〉
・ロングジレセットアップ可能 5,990円（ユニクロ）
・太番手ボートネック長袖Ｔシャツ 2,990円（無印良品）
・ストレッチデニムスキニーパンツ股下７５ｃｍディープブラック 3,990円（無印良品）
・PRIMO LEATHER BOOTS （BLACK） 35,000円（ALM.）
その他、スタイリスト私物。

【着こなしのコツ①】足元はボリューミーに

黒スキニーをはいたときの足元って、実は結構難しいんです。あまりボリュームのない靴だと、脚に目が行きがち。黒スキニーコーデがあか抜けるためには、ちょっとボリュームのある靴を選ぶのがコツです。

今回はショートブーツを合わせましたが、スニーカーでもボリュームタイプのものを選ぶといいですよ！

【やせ見え黒スキニー正解コーデ②】デザインをフル活用！Iラインを使って縦長見せ

スキニーをすっきりはきたい時は、Iラインを意識してみるといいですよ！シャツやカーディガンなどは前にボタンが並ぶので、自然と視線が縦に。

工夫なく着るだけですっきりまとまるので、デザインの視覚効果を使わない手はありません。カーディガンも少し着丈のあるものを選ぶと、すっきりとスキニーをはけると思います。

〈使用アイテム〉
・ウォッシャブルミラノリブVネックカーディガン 3,990円（ユニクロ）
・コットンストライプシャツ（長袖） 2,990円（ユニクロ）
・ストレッチデニムスキニーパンツ股下７５ｃｍディープブラック 3,990円（無印良品）
・HARP LEATHER BOOTS （BLACK） 35,000円（ALM.）
その他、スタイリスト私物。

【着こなしのコツ②】カーディガンのボタンは全部“閉めない”ことが大切！

黒スキニーのようにピタッとしたアイテムにカーディガンを合わせるときは、前を全部閉めてきっちり着てしまうと、なんだか野暮ったく見えてしまいます。

あか抜けて見せるなら、ちょっと抜け感ある着方をしてみて！

写真のようにカーディガンは上までぴっちり“閉めない”ことが大切。中に着ているトップスは肌がチラッと見えるものを選んで。写真のようにシャツをチョイスして襟元を開けるのがおすすめです！

このように、お顔まわりをすっきりまとめると全体的なすっきり感もUPしますよ。

【やせ見え黒スキニー正解コーデ③】オーバーサイズのジャケットを合わせてお仕事にも

オーバーサイズのジャケット×黒スキニーなら、着るだけで気になる部分をしっかりカバーしてお仕事にもピッタリのスタイリングになります。

①でご紹介したジレより、ちょっとしっかりした雰囲気で着れますよ。ジャケットは、少しオーバーサイズがおすすめです。ぜひ試着してベストなゆとりが確保できるサイズをゲットしてくださいね！

下半身はオールブラックではなく、ジャケットと足元のカラーをそろえるのが大切。カラーに繋がりのあるコーディネートにすると、きれいに着こなせますよ。

〈使用アイテム〉
・オーバーサイズテーラードジャケット 4,990円（GU）
・UVカットジャージークルーネックカーディガン（長袖） 1,990円（ユニクロ）
・ストレッチデニムスキニーパンツ股下７５ｃｍディープブラック 3,990円（無印良品）
・THOLON LEATHER BOOTIES （BEIGE） 29,000円（ALM.）
その他、スタイリスト私物。

【着こなしのコツ③】インナーはビビッドカラーが◎

ジャケットの中に着るインナーは、ぜひビビッドカラーを選んで。

ビビッドカラーを中に入れてあげると、そちらに目が行くので気になる下半身から目をそらせることができます。もちろん、ジャケットのカラーは写真のようにベージュや黒、ホワイト、グレーなどベーシックカラーであることが前提ですよ。

このコーデも②のコツを取り入れています。カーディガンをトップスとして着て、ボタンを利用したIライン効果を使っていますよ！

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著者：高橋愛（Instagram / OFFICIAL BLOG）
パーソナルスタイリスト、コラムニスト。服飾の学校にてデザインと縫製を中心に、幅広くファッションについて学ぶ。アパレル業に10年従事し、5万人以上のスタイリングの経験を経て、2015年にパーソナルスタイリストとして独立。著書「迷わないおしゃれ」WAVE出版 / 店頭トークイベント・出版社でのセミナー・学校講演、テレビ出演（NHKあさイチ他）/ 新聞紙面での連載、広告スタイリングなど活動は多岐に渡る。
撮影：fort 編集：TRILLニュース