日本で1番森林面積が大きい都道府県はどこかと聞かれると、ご存じなくとも予想できるかもしれません。
では、2番目、3番目に大きい都道府県はどこかわかりますか?
今回は総務省の調査から、令和2年時点の「森林面積が大きい都道府県」ランキングをご紹介します!
第1位:北海道 531万3千ha(ヘクタール)
北海道は日本で1番面積が大きい都道府県でもあるため、そこから推測できた方も多いかもしれません。
北海道内には6箇所の国立公園があり、森林とともに動植物や地形を楽しむことが出来ます。中でも、「知床国立公園」にある「知床五湖」は、美しい湖と原生林を一度に楽しむことができる景勝地として知られています。
第2位:岩手県 114万ha
県の全体面積の8割を森林が占めるという岩手県。岩手山や八幡平といった山々が連なる奥羽山脈の他、北上高地や三陸海岸沿いの海岸林など、豊かな森林資源を有しています。
岩手県の森林面積のおよそ4割は人工林針葉樹。震災直後、人々の希望となった「奇跡の一本松」がある陸前高田市の「高田松原」も人工林の一つだそうです。
第3位:長野県 102万2千ha
長野県は面積の大きさでは北海道、岩手県、福島県についで4位ですが、森林面積では3位。県庁所在地である長野市の森林面積は、全体面積の約6割にもなるそうです。
長野県は上高地や軽井沢、蓼科といった、関東甲信越でも有数の高原リゾートを有する観光県。日々の喧騒から離れ、森林の中で景色や温泉を楽しむことが出来ます。
参考資料:総務省統計局「日本の統計 2022」、環境省「知床五湖 二つの歩き方」、岩手県「いわての森林の恵みガイドブック」、陸前高田市「高田松原と奇跡の一本松」、長野市「長野市の森林について」、長野県「長野県林業特産センター 特産部」