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大嫌いだったはずなのに!心が変わる「認知的不協和解消理論」って?

  • 2023.1.26

第一印象が悪く最初は大嫌いだったはずなのに、いつの間にか「気になっている」なんてことはありませんか? 気づけば目で追っている、大切な存在になっていることもあります。なぜ人の心が変わるのか、【認知的不協和解消理論】について解説していきますね。

認知的不協和解消理論とは?

仕事や学校などで、嫌いな異性と一緒になにかを成し遂げなければいけないときがありますが、本来なら嫌いな人とは極力一緒にいたくないですよね。
人間の脳は、嫌いなのに一緒にいてストレスを感じると脳はストレスを少しでも軽減しようと「この人のことが好きなんだ」と方向転換し、好きだという理由を探そうとします。


すると相手のいいところが目につくようになり、不思議といつの間にか印象が変わってしまうことが、認知的不協和解消理論です。


また「告白したいけど、できなかった」場合「今はタイミングじゃなかった」と解釈し「もっと仲良くなってから告白しよう!」と新たな答えを自分のなかで出してしまいます。この不快な状況を解消するために、心理的なアクションを起こすのも脳で【認知的不協和解消理論】が発動しているのです。

相手の世話を焼いていると、だんだん気になってしまう

人の脳は矛盾した気持ちを抱えたとき、その感情を解消しようとします。学校や職場でペンが机から落ちたときに相手にお願いをして拾ってもらう。


相手は「自分はペンを取りたくないけど取っている」→「この人のことが好きだからペンを取っている」と無意識に捉えます。相手のことが嫌いでもやってあげるうちに、だんだんと好意を持ってしまうことがあります。


あまりにもわがままを言って頼りすぎると、ドン引きされることも。ちょっとしたお願いごとをすると効果的です。具体的には以下の通りです。


・落としたものを拾ってもらう
・オススメのお店を教えてもらう
・ちょっとした相談に乗ってもらう


相手から自分の好感度を上げるためには、「してあげる」より「してもらう」ことの方が効果的です。簡単なことを、出来ないことを出来ないフリして頼むことです!

「認知的不協和解消理論」の注意点

【認知的不協和解消理論】は短期間の内に使うことは効果がありますが、長期戦になってしまうとあまり効果を発揮しません。相手のことが好きになっても理由が「相手の世話を焼いたことで好きになった」に過ぎず、長く付き合うと効果がなくなりだんだんと冷めていってしまうこともあります。


その先の関係を長く続けられるように、日々の努力を怠らないようにしてください。
矛盾した気持ちは誰にでもある感情です。そこから相手とどう発展するのか今後が楽しみですね!


(tateyoshi216/ライター)


(ハウコレ編集部)



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