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「世界最強国の自尊心を取り戻す!」韓国が女子ゴルフ国別対抗戦に燃える理由

  • 2023.1.26
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奪われた自尊心を回復することはできるのか。“太極娘子(テグッナンジャ)”が女子ゴルフ世界最強国の座を取り戻すチャンスをつかんだ。

2023シーズンの米国女子ツアーでは、来る5月4日から7日までの4日間にかけて、米カリフォルニア州のTPCハーディングパークで「ハンファ・ライフプラス・インターナショナルクラウン」が行われる予定だ。

同大会は世界上位8カ国の選手が集い、チームマッチプレー方式で優勝を争う。

2014年の第1回から2年に一度開催しており、韓国開催の2018年大会ではパク・ソンヒョン(29)、キム・インギョン(34)、チョン・インジ(28)、ユ・ソヨン(32)でチームを組んだ韓国が自国で優勝を果たした。直近では2020年にイギリスで開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった。

“ゴルフ最強国”から陥落…韓国の復権なるか

 

2018年大会以来5年ぶりの国別対抗戦に、米国女子ツアー側は「ハンファ・ライフプラス・インターナショナルクラウンはゴルフが世界的なゲームであるという特徴に着目し、特定の大陸や地域ではなく国を代表する世界最高の女子ゴルファーを称えるために用意した大会だ」と強調した。

今年の大会は、ディフェンディングチャンピオンの韓国をはじめアメリカ、日本、スウェーデン、イングランド、タイ、オーストラリア、中国の計8カ国32人の選手が出場する。出場選手は4月3日基準の世界ランキングの順位で確定する予定だ。

(写真提供=LPGA)2018年大会で優勝した韓国のメンバー。左からチョン・インジ、ユ・ソヨン、キム・インギョン、パク・ソンヒョン

1月25日現在、韓国代表として出場する選手は世界ランキング5位のコ・ジンヨン(27)、8位のチョン・インジ、9位のキム・ヒョージュ(27)、16位のパク・ミンジ(24)が有力だ。

コ・ジンヨンとキム・ヒョージュは、2021年に行われた東京五輪でアメリカに奪われた覇権を取り戻さなければならない宿命を抱いている。韓国は2016年リオ五輪でパク・インビ(34)が金メダルを獲得し、2018年の国別対抗戦で優勝したことで、世界最強国の地位を確固たるものにしていた。

しかし、東京五輪でタイトル防衛に失敗し、これまでパク・インビやパク・ソンヒョン、コ・ジンヨンが守り抜いた世界ランキング1位の座もネリー・コルダ(24、アメリカ)やリディア・コ(25、ニュージーランド)に譲ることになった。

「ハンファ・ライフプラス・インターナショナルクラウン」には東京五輪金メダリストのコルダをはじめ、世界ランキング4位のミンジー・リー(26、オーストラリア)、急上昇中の強者アタヤ・ティティクル(19、タイ)など世界トップクラスの選手が一挙出場予定であり、熱い競争が予想される。

(写真提供=LPGA)2018年大会当時、優勝して朴セリから王冠を受け取るチョン・インジ

なお、同大会は8カ国をA組とB組に分け、最初の3日間をフォアボール方式で行う。各組上位2カ国がベスト4に進出するが、最終日午前にシングルス2試合とフォーサム1試合による準決勝を行う。準決勝で勝利したチームは当日午後の決勝に進出。この時、3位決定戦も消化する。

5年ぶりの国別対抗戦開催に、大会スポンサーのハンファ生命関係者は「米国女子ツアーならではの国別対抗戦は昨年11月に参加8カ国を確定した。選手だけでなく各国のゴルフファンの期待も高まっただろう」とし、「ハンファ金融系列会社のブランドであるライフプラスは、本大会の特性を生かし、この大会だからこそ経験できる新しい感動と楽しさを提供したい」と述べた。

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