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「お母さんを手伝いなさい!」怠けていると思われた私。父の言葉に母がとった行動は

  • 2023.1.26
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生理が始まると、私はいつも腰とおなかに痛みを感じます。腰は引きちぎられそうで、子宮は絞られているんじゃないかと思うほどの痛さを覚えることも。私が高校生のころ、生理痛がひどくて何も手につかなかったとき、父に言われたことと母がしてくれたことについてのお話しです。

つらいときはソファーでゴロゴロ

高校生のときのある生理中、家族で夜ごはんを食べたあと、私はぎゅーっと子宮を握られているような、絞られているようなおなかの痛みを感じていました。腰かけているのもつらくて、リビングのソファーに横になり、痛みが引くのをじっと待っていた私。

生理痛でつらいときは勉強も手につかないし、自分の部屋にこもると余計に痛みが増す気がしていました。そのため、生理痛で身動きが取れないときは、リビングでテレビを見ながらソファーでゴロゴロするのが私の1番のリラックス方法だったのです。

しかし、ゴロゴロする私を見てイライラとしている人がいて……。

「ダラダラするんじゃない」と叱る父

食後にテレビを見ながらソファーでくつろいでいる私を見た父は「ダラダラするんじゃない。お母さんの片付けを手伝いなさい」と言いました。母はキッチンで皿を洗っている最中。

「だっておなか痛いし……」と一旦は口答えしたものの、片付けを手伝っていないという引け目もあって、私はつらいながらも体を起こし、しぶしぶ母の横へ。

すると母は「生理痛がつらいんでしょ? いいから横になってなさい」と私を気づかった言葉をかけてくれたのです。

生理痛をやわらげてくれる不思議な母の手

母は皿洗いの手を止め、父に聞こえるように言いながら「生理痛のときはしんどいんだから、無理しなくていいの。ほら横になってごらん」と私の背中を押し、ソファーに横になるよう促してくれました。

そして「どこが痛いの? おなか?」と私に聞いた母はゆっくりおなかをさすってくれて……。母がしばらくさすってくれていると、だんだんとおなかが温かくなり、痛みがスーッと消えていく感覚が。私が落ち着いた様子を見ると、「おなかは温めておきなさいね」と母はキッチンに戻っていきました。父はその様子を見ていましたが、何も言うことはありませんでした。

このとき以降も、私が生理痛に苦しむたびに、母は私の腰やおなかをさすってくれました。母の手はとても温かく、触れているだけでホッと安心するような、力が抜けてほぐれていくような感じがしました。今は母になった私。もし子どもたちがつらそうにしていたときは、昔、母がしてくれたよう接してあげたいなと思っています。

著者/あんらくりん
監修/助産師 松田玲子

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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