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キリンは高血圧だから寿命が短い?意外と知らないキリンの寿命とは

  • 2023.1.25

キリンは、実は動物の中で一番高血圧ともいわれています。 高血圧は病気の原因ともみなされるので、人間なら注意すべきものと考えられるのですが・・・、キリンももしかしたら病気がちで寿命が短かったりするのでしょうか?

そこでここでは、キリンの寿命について解説します。

キリンは高血圧!

 

キリンは、実際どの程度高血圧なのでしょうか? まずは、その実態について見ていきましょう。

キリンの生態とは?

キリンは南アフリカなどを中心に広い地域に生息している、キリン科キリン属の動物。 長い首が特徴的で、小柄なメスでも体高は4m程度はあるとされています。

その体格から穏やかな動きをするように見えますが、脚力に優れており時速50㎞程度の速度で走れるのだとか!

キリンは超高血圧!

キリンは、とても高血圧な生き物という一面もあります。 動物の中で最も高い血圧とされており、なんと最高血圧は約250㎜Hg、最低血圧も約200㎜Hg程度になるのだそうです!

高血圧なキリンは寿命が短い?

 

人間の場合、高血圧だといろいろな病気のもととされています。 では、高血圧なキリンも病気になりやすく、寿命が短いのでしょうか?

キリンの寿命は

非常に高血圧のキリンですが、飼育下なら20年~25年ほど生きるとされています。

なぜ高血圧なのに健康?

 

とんでもなく高血圧なキリン。 ですが、寿命は決して短くはありません。

では、なぜキリンは高血圧なのに比較的健康長寿な生き物なのでしょうか?

人間の基準では高血圧だけど・・・

キリンが高血圧なのは、その最大の特徴である長い首に理由があります。 キリンの脳は首が長いために心臓からかなり離れたところにあります。

そこまで血液を押し上げる必要があるため、血圧がとても高くなる必要があったのです。

つまり、キリンはその体の構造上もともと血圧の高い生き物。 人間の基準から見てどれだけ高血圧であったとしても、キリンにとっては決して高血圧というわけではないのです。 体の構造上その血圧が保てる構造になっているので、健康に生きていけるんですね。

寿命は血圧ではなく脈拍数で決まる!?

 

健康に大きな影響を与える血圧ですが、実際には血圧は動物の寿命にはそれほど影響を与えないとされています。 寿命に影響を与えるのは、実は脈拍の方なのだとか!

動物の一生の脈拍数は決まっている?

動物の一生の心拍数は決まっているという説があります。 その数は、約20億回。

大半の生き物が一生のうちに約20億回の心拍を打って一生を終えると考えられています。

また、体が大きければ大きいほど1分間の脈拍数は少なくなることから、それだけ長生きになるとされています。 体の小さいハツカネズミが1分間に450~500回程度の脈拍数なのに対して、体の大きいゾウは1分間に30回程度しか脈拍数はありません。

野生下のゾウの寿命は35年ほどともいわれますが、これだけ長いのは、1分間に打たれる脈拍数が少ないからだと考えられています。

【まとめ】キリンは高血圧でも意外と長寿!

 

高血圧でありながらも、意外と健康長寿なキリン。 人間とは違い、高血圧であることこそがキリンが生きていくための要素だったりします。

特徴的な長い首を通して脳まで血液と酸素を送るために、どうしても血圧が高くなる必要があったのです。

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