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ギャラも衣装も超VIP級!ビヨンセのドバイでの4年ぶりライブを詳報、批判の声も

  • 2023.1.24

ビヨンセが4年以上ぶりとなるフルコンサートをUAEのドバイで開催。VIP待遇で招待された限られたオーディエンスのみが鑑賞できた超貴重なライブを写真で振り返りながら、ドバイでライブを行なったことに一部から寄せられている批判についても解説。(フロントロウ編集部)

ビヨンセがドバイで4年以上ぶりとなるフルライブを開催

シンガーのビヨンセが現地時間1月21日にUAEのドバイにてライブを開催。2023年2月にドバイにオープンする高級ホテル、アトランティス・ザ・ロイヤルのオープニングイベントとして、2018年12月以来、実に4年以上ぶりとなるフルライブを開催した。

画像: パフォーマンスを行なうためにアトランティス・ザ・ロイヤルに到着したビヨンセ。
パフォーマンスを行なうためにアトランティス・ザ・ロイヤルに到着したビヨンセ。

このイベントはビヨンセのチームから招待状を受け取った、限られたセレブやジャーナリストのみが参加できたもので、招待状を受け取った数少ないメディアの1つである米音楽メディアPitchforkによれば、招待状には「あなたの夢が目的地へと変わる週末へ、ビヨンセがあなたをご招待します」と記されていたという。招待状には「一生に一度のパフォーマンス」を観ることができるとも記されていたというが、誰のパフォーマンスかまでは記載されていなかったという。ビヨンセがドバイでライブを行なうのではないかという噂は昨年からあったものの、正式には発表されていなかった。

ビヨンセが4年以上ぶりにライブを行なうということで、今回の出演にあたって高額なギャラが支払われたと見られており、英Daily Mailがその金額について3,500万ドル(約45億5,000万円)と報じているほか、米TMZは2,400万ドル(約31億2,000万円)だと報じている。いずれにせよ、単発のライブとしては異例とも言えるほどの金額が支払われたと見られる。

ちなみに、開演前のレッドカーペットで着用したドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)のゴールドのドレスを皮切りに、この日は何度も衣装を変えて臨んだビヨンセだが、身につけていたジュエリーの値段も桁違いのもの。ビヨンセがこの日身につけていたのはロレイン・シュワルツ(Lorraine Schwartz)のもので、その値段は750万ドル(約9億7,000万円)。

画像: ビヨンセがドバイで4年以上ぶりとなるフルライブを開催

貴重すぎるビヨンセのステージを観るために豪華セレブが集結

今回、ビヨンセから招待された多くのセレブが彼女のパフォーマンスを観るためにドバイに集結。米Pitchforkが入手した招待状には、「洗練されたご馳走や砂浜での道楽、ビジネスクラスでの飛行機移動を含む初公開の特別な体験、ファーストクラスの陸路移動、アトランティス・ザ・ロイヤルでのファーストクラスの宿泊にご招待します」と記されており、多くのゲストがVIP待遇でもてなされた。

ビヨンセのパフォーマンスに招待されたセレブの面々はこちら。

画像: ケンダル・ジェンナー
ケンダル・ジェンナー
画像: レティーシャ・ライト
レティーシャ・ライト
画像: クロイ・ベイリー
クロイ・ベイリー
画像: ハリー・ベイリー
ハリー・ベイリー
画像: リアム・ペイン
リアム・ペイン
画像: エレン・ポンピオ
エレン・ポンピオ
画像: レベル・ウィルソン
レベル・ウィルソン
画像: アシュリー・パーク
アシュリー・パーク

加えて、夫ジェイ・Zや、子どもたちももちろんドバイに帯同。米Billboardによれば、母親であるティナ・ノウルズと父親のマシュー・ノウルズもビヨンセのパフォーマンスを見届けたという。

ブルー・アイヴィーとも共演したステージで衣装に込めたメッセージ

4年以上ぶりのフルパフォーマンスとなったこの日のステージの最初の1曲目を飾ったのは、ビヨンセが2008年に出演した映画『キャデラック・レコーズ』のなかで披露したエタ・ジェイムズのカバー「At Last」。その後は「XO」や「Halo」など、代表曲たちを次々にパフォーマンスしていった。

画像1: ブルー・アイヴィーとも共演したステージで衣装に込めたメッセージ

ビヨンセがオープニングの衣装としてチョイスしたのは、オマーン出身のデザイナーであるMousa Al Awfiのもの。中東の女性デザイナーによる衣装を選ぶことで、中東の女性たちにオマージュを捧げた。

画像2: ブルー・アイヴィーとも共演したステージで衣装に込めたメッセージ

この日は映画『ライオン・キング』に提供した「Brown Skin Girl」がライブで初披露されたのだが、ジェイ・Zとの子どもであるブルー・アイヴィーと共に披露するという、貴重すぎるパフォーマンスが実現。同曲は、第63回グラミー賞で最優秀ミュージックビデオ賞を受賞した楽曲で、母ビヨンセと並んでクレジットされている当時9歳だったブルー・アイヴィーが、史上2番目の若さでグラミー賞を受賞したことでも話題になった。

画像: 「Brown Skin Girl」を親子でパフォーマンスしたビヨンセとブルー・アイヴィー。
「Brown Skin Girl」を親子でパフォーマンスしたビヨンセとブルー・アイヴィー。

ビヨンセはその後、ニコラス・ジェブラン(Nicolas Jebran)による赤いボディスーツへと衣装チェンジ。王冠と合わせられたこちらの衣装も中東の女性たちへのメッセージが込められており、デザイナーのニコラスは英Vogueに「UAEの女性たち」にオマージュを捧げたものだと説明した。

画像3: ブルー・アイヴィーとも共演したステージで衣装に込めたメッセージ
画像4: ブルー・アイヴィーとも共演したステージで衣装に込めたメッセージ

この日の最後にチョイスされた衣装も、社会的メッセージが込められたもの。ビヨンセはウクライナのデザイナーであるイヴァン・フロロフ(Ivan Frolov)によるピンクのミニドレスをこの日のクライマックスにチョイス。このドレスはロシアによる侵攻を受けている真っ只中にウクライナのキーフで制作されたもので、プレスリリースには「何が起きようと、ウクライナのブランドは抵抗とカルチャーを世界に発信し続けること」を示すものと記されている。

画像5: ブルー・アイヴィーとも共演したステージで衣装に込めたメッセージ
画像6: ブルー・アイヴィーとも共演したステージで衣装に込めたメッセージ

映画『ライオン・キング』のサウンドトラックより、「OTHERSIDE」や「BIGGER」といった楽曲をライブで初お披露目しつつ、最後は「Crazy in Love」や「Naughty Girl」、「Drunk in Love」という歴代の代表曲を惜しみなくパフォーマンスして、ビヨンセは合計19曲を披露して約75分におよんだこの日のステージを締めくくった。

一方、今回のライブは昨年に最新アルバム『ルネッサンス』をリリースしてからは初のライブだったが、クィアカルチャーにオマージュを捧げた同作から楽曲が披露されることはなかった。

ドバイでの公演が問題視されているワケ

数十億円のギャラをオファーされ、VIP待遇でセレブたちをドバイに招待するという、まさにビヨンセにしか実現できない桁違いの豪華ライブを実現したビヨンセだが、ドバイでのライブ出演を承諾したことをめぐっては、批判の声もあがっている。

画像: ドバイでの公演が問題視されているワケ

ビヨンセは『ルネッサンス』でクィアカルチャーにオマージュを捧げたように、キャリアを通してLGBTQ+の人々の権利のために声をあげてきたが、UAEの法律では同性愛は違法で、一部からは、今回ドバイでライブを行なうことにしたビヨンセの選択を疑問視する声もあがっている。

中東で言うと、昨年はLGBTQ+アイコンであるデビッド・ベッカムが同性愛者を処罰するカタールのアンバサダーを務めていることがイギリス国内外で強く批判を浴びた。ただ、政府と直接契約しているベッカムと、プライベートなイベントだったビヨンセでは状況が違うと、ビヨンセを擁護する声もある。

ビヨンセは今回ドバイで一夜限りとなるライブを行なった理由についてコメントしていないが、久しぶりのライブ活動への復帰となった今回のステージでは、衣装を通じて社会的なメッセージも発していた。(フロントロウ編集部)

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